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[現代版] 天使と悪魔

第16章 迷走する想い

・宮田side

滝沢歌舞伎の稽古が始まった、そのせいか。



北「んふふふっ、んふぅーんふっ」



キタミツの機嫌がめっちゃいい。

それもそのはず、大好きな滝沢くんと毎日会っているんだもん。

キタミツのむにむには止まらない。

その逆に。



藤「ぶすーっ」

横「太輔、たーいちゃん」

藤「‥‥‥」



超機嫌が悪いガヤさん困ったものです。

そんな中―



千「ニーカ、んふっ」

二「なーに健永、うふふ」



周りなんか、お構いなしにイチャイチャしているこの2人は。



玉「なーんも気にしないでいられるのって」

宮「ある意味幸せだよね」

二「なーんか言ったぁ」

千「言ったぁ、んふっ」

玉「バーカ」

二「バカだって」

千「バカ?俺たちのこと、キャハハハハ」

藤「‥‥‥」



あぁーあ、ガヤさんが益々不機嫌になっちゃったよ。

しーらないっと。



玉「そのうち一緒に暮らしちゃったりしてさ」

宮「有り得るかも」



すっかり公認の仲になってしまった二階堂と千さん。



北「マジでニカと千賀ってデキてるわけ?」



今では、キタミツの前でも堂々と熱々ぶりを発揮している。



横「あっ、電話だ!ちょっと失礼」



横尾さんは誰かから携帯へ電話が掛かってきたみたいで退室。

するとタマが…



玉「ミツはどう思う?」

北「なにが?」

玉「男同士の恋愛ってありそれとも無し?」

北「どうして急にんなこと聞くんで?」

玉「ちょっとね、フッ」

北「???」



もしかして俺のことで悩んでる?

唐突に―



藤「なぁ北山」

北「んっ?なんだわ」

藤「少し2人っきりで話をしない」

北「んーどうしよっかな」



ガヤさん意味深なお誘いを



藤「つうか話しがある」

北「えっ、あっ、ちょ」



とたんグイッと強引に。



北「ふっ、藤ヶ谷、放せ!どこへ連れてくんだよ」



ガチャ、バタン!あらら…





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