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・玉森side

宮「ごっ、ごめんタマ」



なんで謝る？ｸｯ

それはたまたま偶然に起きてしまった事だった。



宮「そんなつもりじゃなかったんだ」



じゃ、どんなつもり？

俺達は２人で探し物をしていて。

その部屋へ入り何かの拍子に倒れ込んだ瞬間。

はずみでキスをしてしまう



宮「いっ、今のは忘れて」



だからどうしてそんなことを言うわけ。



宮「これからは、気をつける、ねっ ｱﾊｯ」



なんで分かってくれないんだよ。

そっか宮田にとってこれは

ただのアクシデントでしかないんだな。



玉「もっ、いい」

宮「タマ？」

玉「よく分かったから」

宮「えっ」



凄く寂しい…



宮「あっ、取り合えず楽屋へ戻ろう」

玉「独りで行けば」

宮「‥‥っ」

玉「俺はミツを捜して来る宮田は、独りで戻ればいいじゃん」



ダダッ―



宮「たっ、タマ！」



互いの記憶が全部甦って、これから俺たちはまた始まるんだ。

そう思っていたのに。

こいつはちっとも変わってないし、ｸｯ!



橋「あれ？裕太」



バカ、宮田のバカやろう！お前なんか嫌っ、くっ…



橋「どうかした？」

玉「ハッシー」

橋「なにかあったの？」

玉「…うん」



そしたら廊下でバッタリ、ハッシーと会って。



橋「ふーん、そう宮田くんがね」

玉「俺って我儘かな」

橋「なんでそう思うわけ」

玉「そんな関係にならなくても、あいつは俺のことが好きで十分すぎるくらい、思ってくれているのに不足に感じてる」



身体で感じ合いたいんだ、お互いの存在を。



橋「俺、裕太はぜんぜん我が侭なんかじゃないと思うよ」

玉「どうして？」

橋「だって、それだけ好き愛してるってことじゃん」

玉「あっ、まぁ」



悔しいけど。



橋「そうだちょっと来て」

玉「えっ」

橋「いいからこっち」

玉「ちょハッシー、どこへ行くんだよ」

橋「早く早く」



タダッ！



ｽﾀｯﾌ「廊下は、走らないで下さい」

橋「はーい」

玉「すっ、すみません」



ダダダッ！



ｽﾀｯﾌ「だから廊下は」



そして連れて行かれた所はJr.たちの溜まり場。





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