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[現代版] 天使と悪魔

第20章 未知の空間

・横尾side

もしかしてその体内であいつが俺達に答えようとしているのか?



藤「北山、ひろおぉーっ」



太輔が、必死な形相で叫び続ける。



藤「戻って来い、俺の腕の中へ」



すると、それを見た魔王が



魔「ぐぐぐっ、原因はお前だな!なら消し去るのみ」



そう言ったかと思うと。

物凄い勢いで下に飛び降りて来てよ。



内「藤ヶ谷、危ない!」



ヤバいと思った時にはその手が振り下ろされていたんだ。



玉「ガヤ!」

藤「うわああーっ」



ピカァーッ!

だが、その瞬間なぜか魔王の身体から光りが放ち。

聞こえて来た言葉は―



北「俺の太輔に手を出すんじゃねぇ」



パッキーン!



魔「ぐああああーっ」



いったい何が起きたのか、最初は誰も分からず。

ただ茫然としている中。

気がつけば魔王の姿は跡形もなく消え失せていて。

シュワシュワシュワ―

まるで光りが飛び散るかのような音が耳に聞こえ。

目をこらしながらも一点を見つめると。

徐々に、がハッキリとその姿が現れて来る。

ハッ、あれは!



玉「ミツ?」

藤「おまえ」

屋「覚醒したのか」

薮「宏光」

ニ「ミツ!」

千「すっげぇー」

宮「…綺麗」

山「屋良にぃ、これって」

内「愛の天使が復活したんや」



奇跡の天使、北山宏光がか

その光りは、ミツの全身を包み込んでいる。





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