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[現代版] 天使と悪魔

第20章 未知の空間

・屋良side

強がりなところはちっとも変わっちゃいない。

誰もがそう思いながら。

その寝顔を見つめていた、そのとき。

ドドドドッ!

それはいきなり唐突に起こったんだ。

ガガガガッ!

まるで地響きのような音が周りからして来たかと思うと。



横「なっ、なんだこれ!?」

内「藤ヶ谷、北山を離すんやない」

藤「分かった祐惺、柊陽、こっちへ来るんだ」

安岸「パパ!」

宮「タマ、俺から離れちゃダメだからね」

玉「宮田!」

宮「玄樹」

岩橋「ここにいます」

塚「ハッシー、神宮寺」

橋「だいじょうぶ離れたりはしないよ」

神宮寺「ママン」

五「みんな油断するな」

ニ「健永、俺にくっついていろ」

千「ニカ!」

屋「亮太!」

山「屋良にぃ、なにが起ころうとしているの」

屋「分からない、だが尋常じゃない事だけは確かだ」

山「七五三掛、顕嵐、大丈夫だからね」

顕嵐「山本くん」

七五三掛「僕たち」

山「んっ?」

内「みんな、しっかり固まっとるんやで」

薮「瑞稀」

井上「ママン」

横「大丈夫だ宏太、瑞稀」



なんだか周囲の壁が歪んで見え。

しかし物凄い音だけがし、建物自体は揺れていない。

そんな不思議な現象の中…

俺達は何がなんだか分からないまま、ただ様子を見ているしかなく。

だが、その数分後―

とんでもない現実の壁にぶち当たる事となってしまう

時空間という未知の世界のような。





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