
[現代版] 天使と悪魔
第20章 未知の空間
・横尾side
演舞場の地下2階にある食堂―
横「誰もいないな」
薮「渉、見て食材がいっぱいある」
横「思った通り、フッ」
これなら、暫く食べ物にも困らないだろう。
薮「なるほど腕の見せ所だね、んふふっ」
と、そのとき。
ガタガタッと音がし慌てて後ろを振り向くと。
ササッと、去って行く黒い人影が。
薮「えっ?今のって」
横「誰だか分かった?」
薮「鼠…小僧‥」
横「はあっ?」
それって、つまり。
横「確かか?」
薮「だって衣装着てたもん」
何やってるんだろう?こんな所で。
それから―
横「他へ行ってみようか」
薮「うん」
そんなに広くはない地下のはずなのに。
何故だか…
薮「おかしくない?」
横「あぁ」
同じ所をグルグル回ってる感覚とは少し違う。
なんて言うのかな…
薮「空間に限りがないって感じがする」
そう、そうなんだ。
念のためトイレなども見て回ったが特に問題はなく。
横「んっ?」
薮「あそこに誰かいる」
ここはある意味、異空間のようなもの。
「えぇーっ」
「どこ!?ここ」
演舞場だよ、そう言ったら驚いた顔をし。
薮「みんなの所へ行く?」
頷く2人を連れ。
集合場所である2階の食堂へと行ってみたら。
今度はスノーマンが集まって何かをしててさ。
あれは…
阿部「UNO」
渡辺「また、阿部ちゃんかよー」
深澤「さっきもだったじゃーん」
阿部「勝負の世界は厳しいんだ、ほらみんな頑張って」
宮館「SKIP」
岩本「それはそうと、俺達こんな事をしてていいのかな?」
佐久間「いいんじゃないのSKIP」
深澤「まっ、今も昔も」
渡辺「俺らが、出来る事と言ったら」
宮館「UNOあがりー」
渡辺「うっそぉ」
あいつら、ハァ!
薮「いいの放っておいて」
横「まさか食料、ぜんぶは独り占めにしないだろう」
薮「どうだかなぁ」
横「んっ」
っつうか、あいつらが食堂を占領していたら。
集合場所にはならないじゃん。
あはっ…
仕方なく、ロビーの椅子に座って皆が帰って来るのを待つことにする。
静かな、時のない空間で。
・
演舞場の地下2階にある食堂―
横「誰もいないな」
薮「渉、見て食材がいっぱいある」
横「思った通り、フッ」
これなら、暫く食べ物にも困らないだろう。
薮「なるほど腕の見せ所だね、んふふっ」
と、そのとき。
ガタガタッと音がし慌てて後ろを振り向くと。
ササッと、去って行く黒い人影が。
薮「えっ?今のって」
横「誰だか分かった?」
薮「鼠…小僧‥」
横「はあっ?」
それって、つまり。
横「確かか?」
薮「だって衣装着てたもん」
何やってるんだろう?こんな所で。
それから―
横「他へ行ってみようか」
薮「うん」
そんなに広くはない地下のはずなのに。
何故だか…
薮「おかしくない?」
横「あぁ」
同じ所をグルグル回ってる感覚とは少し違う。
なんて言うのかな…
薮「空間に限りがないって感じがする」
そう、そうなんだ。
念のためトイレなども見て回ったが特に問題はなく。
横「んっ?」
薮「あそこに誰かいる」
ここはある意味、異空間のようなもの。
「えぇーっ」
「どこ!?ここ」
演舞場だよ、そう言ったら驚いた顔をし。
薮「みんなの所へ行く?」
頷く2人を連れ。
集合場所である2階の食堂へと行ってみたら。
今度はスノーマンが集まって何かをしててさ。
あれは…
阿部「UNO」
渡辺「また、阿部ちゃんかよー」
深澤「さっきもだったじゃーん」
阿部「勝負の世界は厳しいんだ、ほらみんな頑張って」
宮館「SKIP」
岩本「それはそうと、俺達こんな事をしてていいのかな?」
佐久間「いいんじゃないのSKIP」
深澤「まっ、今も昔も」
渡辺「俺らが、出来る事と言ったら」
宮館「UNOあがりー」
渡辺「うっそぉ」
あいつら、ハァ!
薮「いいの放っておいて」
横「まさか食料、ぜんぶは独り占めにしないだろう」
薮「どうだかなぁ」
横「んっ」
っつうか、あいつらが食堂を占領していたら。
集合場所にはならないじゃん。
あはっ…
仕方なく、ロビーの椅子に座って皆が帰って来るのを待つことにする。
静かな、時のない空間で。
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