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[現代版] 天使と悪魔

第20章 未知の空間

・北山side

周囲が、そんな事になっているだなんて知らず。

俺は夢の中にいた。



藤「ひろ ニコッ」



愛する太輔が目の前にいる

が、見つめ合いキスを交わそうとした瞬間に。

その声は聞こえて来たんだ



「いいのか、それで?後悔することになるぞ」



突然どこからともなく。

なんだよどうしていつもこうなってしまうんだ。

まったく勘弁してくれ。



「それがお前の定められた運命というもの」



知るもんか、んなもん。



「前世での主の力はそいつに愛されることにより発動されていた」



だから、それがなんだって言うんで。



「分からぬのか?ならば、教えてやろう」



すると途端に状況が変わり



藤「ぐふっ…ひ‥ろ」

北「太輔!」



その表情は歪み、俺の腕の中で血まみれとなって苦しむ姿へ変化してよ。

よせ、やめろぉー



「お前が小奴を受け入れたなら再びこのようになる」



んなことはない。



「まだ分からぬか何故こいつが死んだのか」



なに!



「お前の力を弱める為にはまず小奴を消すのが一番だったからだ」



そんなバカな、じゃ太輔は



「そうだ、また今の世でも消される運命」



ちげぇーんなことは、俺がさせない。



「なら拒み続けるのだな、そうすれば小奴が命を狙われることはない」



くっそ、てめぇー何もんだ



「我は妖魔そしていずれはお前の身体の主になる者」



冗談じゃね。



「今さら逆らえはせぬ既にお主たちは、我の手の中におるのだから。うわっはっはっは」



くっ―





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