
[現代版] 天使と悪魔
第21章 空回りする心
・藤ヶ谷side
高田「屋良さん…もう一生ついてきますからぁ」
屋「逆プロポーズ?」
高田「はい、グスッ」
屋「はいってなぁ」
山「ちょなに言ってるんだよ屋良にぃは俺のもん」
高田「僕のです」
山「俺のだぁーっ」
高田「じゃ愛人になりますいいですよね」
屋「愛人!?」
山「そんなの絶対にダメ」
屋「モテる男はつらいな」
山「屋良にぃーっ」
一同「あはははっ」
でも、こんな状況下の中であっても。
そこに笑いがあった事に、俺は救われた気がする。
そして―
だからこそなおさら、早く元気になれと自分の相棒へ伝えたかった。
ここにいる全員が…
その天使のような微笑みが見れることを願っているのだから。
ただ、それだけなんだひろ
俺のことで苦しんでいるのなら、お前の望む形で。
これから2人の関係をどうするか決めればいい。
自分は、それで一向に構わないと。
それから、俺達は祐惺こと安井の言葉に耳を傾ける。
安井「幸か不幸か、殆どの子供達がこの演舞場に集まって来ました」
無事、親子の名乗りができた者もいるし。
安井「残るは3人」
五「トッツーと郁人の子だね」
―が、とたん表情が暗くなり
横「どうした?」
安井「皆さんに、お願いがあります」
屋「言ってみ」
玉「俺達なんでも聞くから遠慮しなくていいよ」
宮「大丈夫だって」
安井「郁祥は…」
屋「何か特別な物を背負ってるんじゃないのか」
安井「そうです、クッ」
薮「だから今まで隠してたんだ」
安井「はい」
ニ「見つかったら、ヤバいから」
千「妖魔にだろ」
安井「コクン」
五「分かった心配しなくてもいい」
塚「俺たち全力で護るから」
山「当たり前じゃん」
千「仲間なんだし」
安井「ありがとうございます」
岸「祐惺兄ちゃん」
が、明かした名前を聞き。
その、予想だにしなかった人物に声も出ないほど驚いてしまう。
あいつ、中島健人が郁祥だっていうのか!?
過酷な運命を背負ってしまっているトッツーの。
もちろん風磨と勝利も知っているんだよな。
セクゾの3人が兄弟―
屋「あいつら今どこに」
安井「分かりません」
五「捜そう、みんなで」
全員がその言葉に頷く妖魔に見つかる前に早くと。
・
高田「屋良さん…もう一生ついてきますからぁ」
屋「逆プロポーズ?」
高田「はい、グスッ」
屋「はいってなぁ」
山「ちょなに言ってるんだよ屋良にぃは俺のもん」
高田「僕のです」
山「俺のだぁーっ」
高田「じゃ愛人になりますいいですよね」
屋「愛人!?」
山「そんなの絶対にダメ」
屋「モテる男はつらいな」
山「屋良にぃーっ」
一同「あはははっ」
でも、こんな状況下の中であっても。
そこに笑いがあった事に、俺は救われた気がする。
そして―
だからこそなおさら、早く元気になれと自分の相棒へ伝えたかった。
ここにいる全員が…
その天使のような微笑みが見れることを願っているのだから。
ただ、それだけなんだひろ
俺のことで苦しんでいるのなら、お前の望む形で。
これから2人の関係をどうするか決めればいい。
自分は、それで一向に構わないと。
それから、俺達は祐惺こと安井の言葉に耳を傾ける。
安井「幸か不幸か、殆どの子供達がこの演舞場に集まって来ました」
無事、親子の名乗りができた者もいるし。
安井「残るは3人」
五「トッツーと郁人の子だね」
―が、とたん表情が暗くなり
横「どうした?」
安井「皆さんに、お願いがあります」
屋「言ってみ」
玉「俺達なんでも聞くから遠慮しなくていいよ」
宮「大丈夫だって」
安井「郁祥は…」
屋「何か特別な物を背負ってるんじゃないのか」
安井「そうです、クッ」
薮「だから今まで隠してたんだ」
安井「はい」
ニ「見つかったら、ヤバいから」
千「妖魔にだろ」
安井「コクン」
五「分かった心配しなくてもいい」
塚「俺たち全力で護るから」
山「当たり前じゃん」
千「仲間なんだし」
安井「ありがとうございます」
岸「祐惺兄ちゃん」
が、明かした名前を聞き。
その、予想だにしなかった人物に声も出ないほど驚いてしまう。
あいつ、中島健人が郁祥だっていうのか!?
過酷な運命を背負ってしまっているトッツーの。
もちろん風磨と勝利も知っているんだよな。
セクゾの3人が兄弟―
屋「あいつら今どこに」
安井「分かりません」
五「捜そう、みんなで」
全員がその言葉に頷く妖魔に見つかる前に早くと。
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