
[現代版] 天使と悪魔
第21章 空回りする心
・北山side
太輔が好き、大好きだ。
あの腕の中に抱かれたい、愛してるって何度も囁かれ
それから、それ…クッ!
思えば思うほど次から次へ涙が溢れ止まらなくなってしまう。
やっべぇよな…
こんな顔、誰にも見せられないって。
が、そう思ったとき。
内「北山、どないしたん」
北「ハッ、内」
ガバッ!
とたん枕元で声がし慌てて顔を隠そうした次の瞬間。
内「隠すんやない」
それを、こいつに阻止されてしまい。
北「みっ、見るな」
内「ダメやて」
北「放っといてくれ」
内「そんな状態のお前を、俺が放っとけるわけないやろ」
北「くっ…ううっ‥」
それでも―
内「こっち向いてみほら」
北「やだってば」
グイッ!
内「もぉーぐしゃぐしゃやん、フッ」
北「うっ…ヒクッ、くっ」
内「アホ、なに独りで泣いとるんや」
ギュッ!
あげく抱きしめられてしまってさ。
内「俺には、なんでも話せゆうたやろ」
北「だっ、だってよ」
内「だってもくそもない、甘えてもいいんやで」
北「うっ…内‥グスン」
内「藤ヶ谷が好きで好きで堪らん、なのに心は不安でいっぱいどうしていいのか分からなくて辛い違うか」
北「なんで?それを」
内「お前のことなら、なんでも分かる大好きな北山のためなら俺はどんなことでもしたるつもりでいるんやからな ニコッ」
北「…くっ‥ううっ…ヒクッ、ずるいって」
内「なにが?」
北「んなこと…言わ‥言われたら…ううっ」
内「俺の胸の中で気が済むまで泣けばいい、泣き顔を見せてもかまへんから」
北「ううっ…あ、ヒクッ」
内「藤ヶ谷の代わりに受け止めたる、ニコッ」
北「…うっ‥ヒクッ」
内「素直にあいつの胸の中へ飛び込めるまでの代役やけどな、クスッ」
北「うっ…内‥うあっヒクッ、くっあ‥あぁー」
こんなの反則だぜ。
んでも押し寄せてくる涙は止められなくて。
俺はその腕の中で号泣してしまってさ。
・
太輔が好き、大好きだ。
あの腕の中に抱かれたい、愛してるって何度も囁かれ
それから、それ…クッ!
思えば思うほど次から次へ涙が溢れ止まらなくなってしまう。
やっべぇよな…
こんな顔、誰にも見せられないって。
が、そう思ったとき。
内「北山、どないしたん」
北「ハッ、内」
ガバッ!
とたん枕元で声がし慌てて顔を隠そうした次の瞬間。
内「隠すんやない」
それを、こいつに阻止されてしまい。
北「みっ、見るな」
内「ダメやて」
北「放っといてくれ」
内「そんな状態のお前を、俺が放っとけるわけないやろ」
北「くっ…ううっ‥」
それでも―
内「こっち向いてみほら」
北「やだってば」
グイッ!
内「もぉーぐしゃぐしゃやん、フッ」
北「うっ…ヒクッ、くっ」
内「アホ、なに独りで泣いとるんや」
ギュッ!
あげく抱きしめられてしまってさ。
内「俺には、なんでも話せゆうたやろ」
北「だっ、だってよ」
内「だってもくそもない、甘えてもいいんやで」
北「うっ…内‥グスン」
内「藤ヶ谷が好きで好きで堪らん、なのに心は不安でいっぱいどうしていいのか分からなくて辛い違うか」
北「なんで?それを」
内「お前のことなら、なんでも分かる大好きな北山のためなら俺はどんなことでもしたるつもりでいるんやからな ニコッ」
北「…くっ‥ううっ…ヒクッ、ずるいって」
内「なにが?」
北「んなこと…言わ‥言われたら…ううっ」
内「俺の胸の中で気が済むまで泣けばいい、泣き顔を見せてもかまへんから」
北「ううっ…あ、ヒクッ」
内「藤ヶ谷の代わりに受け止めたる、ニコッ」
北「…うっ‥ヒクッ」
内「素直にあいつの胸の中へ飛び込めるまでの代役やけどな、クスッ」
北「うっ…内‥うあっヒクッ、くっあ‥あぁー」
こんなの反則だぜ。
んでも押し寄せてくる涙は止められなくて。
俺はその腕の中で号泣してしまってさ。
・
