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[現代版] 天使と悪魔

第21章 空回りする心

・屋良side

藤「その事についてはこれから、2人で話すつもりでいるから」



それを見て、慌てたように藤ヶ谷が言う。

続けて内が…



内「そういうことや俺達は他の部屋へ行っとこ、あとは任せて」



その言葉でみんなして部屋をあとにする。



内「藤ヶ谷」

藤「なに?」

内「コショコショコショ」

藤「…分かった」



だが出て行く際、なにかを耳打ちをする内。

俺は、なんとなく察知した

そして、再び2階ロビーへ戻ると。



屋「それじゃ、話しを聞こうか」

内「はい」



2人が結ばれることを妖魔が邪魔しているらしいことを知ったんだ。

またそれは北山の力が増幅することを恐れてのことだろうという事も。

が、それでも俺達は。

あの2人はそんなことには決して負けはしないと信じていた。

絶対に乗り越えられるはずと。

そうだろ?藤ヶ谷、北山。

お前らは俺達の希望の光りなんだから。

全員が同じ想いに包まれたのは言うまでもない。

そして、その時が来るのを祈るような気持ちで待っていたんだ。

その愛と絆を信じ―





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