
[現代版] 天使と悪魔
第22章 慟哭の記憶⑥
・横尾side
ニ「卑怯な手、使いやがって!クッ」
子連れでましてミツは身重ジワジワと追いつめる事でしとめようと。
塚「それじゃあまるで獲物を狙うハンターみたいじゃん」
そうだ。
屋「奴らにとって北山は、獲物だったのさ」
妖魔へ捧げる…
戦えるのは太輔ただ1人。
藤「苦肉の決断だったそれしか手がなく」
愛しい者を護りたいという気持ちは誰もが同じ。
藤「崖の方へと追いつめられて行ったとき」
だから太輔はミツに言ったんだ。
藤「俺が防いでるうちに、祐惺と2人でこの崖を降りろ」
北「なに無茶なことを言ってるんだわ、こいついくつだど思ってるんだよ」
藤「それでもやるしかないひろが上手く羽根を羽ばたかせ、抱いたまま降りればなんとかなる」
北「お前は?なぁ太輔これだけの奴ら独りじゃ相手できねってば」
藤「ふっ、やられないよ、俺は」
北「たいっ」
藤「心配するな、お前らを置いて逝ったりなんかしないから、ニコッ」
北「んでも」
藤「行け、早く」
ドンッ!
北「太輔えぇーっ」
俺は、あまりにも思いきった行動に声も出なかった。
臨月のミツを助ける為とはいえ。
抱いている祐惺ごと崖から突き落とすだなんて。
バサッ、バサッ!
―が、さすが北山とっさに羽根を広げ下へと降りて行き。
それを見届けた太輔は…
藤「よし待たせたな、さぁどっからでも掛かって来い」
魔物連中と死闘を繰り広げてく。
藤「どのくらいいたかなんて覚えてない」
ただ片っ端から斬りまくって行ったと。
こいつは、苦笑いしながら俺達に言った。
死を覚悟してじゃなく生きてミツと祐惺のもとへ戻るため。
・
ニ「卑怯な手、使いやがって!クッ」
子連れでましてミツは身重ジワジワと追いつめる事でしとめようと。
塚「それじゃあまるで獲物を狙うハンターみたいじゃん」
そうだ。
屋「奴らにとって北山は、獲物だったのさ」
妖魔へ捧げる…
戦えるのは太輔ただ1人。
藤「苦肉の決断だったそれしか手がなく」
愛しい者を護りたいという気持ちは誰もが同じ。
藤「崖の方へと追いつめられて行ったとき」
だから太輔はミツに言ったんだ。
藤「俺が防いでるうちに、祐惺と2人でこの崖を降りろ」
北「なに無茶なことを言ってるんだわ、こいついくつだど思ってるんだよ」
藤「それでもやるしかないひろが上手く羽根を羽ばたかせ、抱いたまま降りればなんとかなる」
北「お前は?なぁ太輔これだけの奴ら独りじゃ相手できねってば」
藤「ふっ、やられないよ、俺は」
北「たいっ」
藤「心配するな、お前らを置いて逝ったりなんかしないから、ニコッ」
北「んでも」
藤「行け、早く」
ドンッ!
北「太輔えぇーっ」
俺は、あまりにも思いきった行動に声も出なかった。
臨月のミツを助ける為とはいえ。
抱いている祐惺ごと崖から突き落とすだなんて。
バサッ、バサッ!
―が、さすが北山とっさに羽根を広げ下へと降りて行き。
それを見届けた太輔は…
藤「よし待たせたな、さぁどっからでも掛かって来い」
魔物連中と死闘を繰り広げてく。
藤「どのくらいいたかなんて覚えてない」
ただ片っ端から斬りまくって行ったと。
こいつは、苦笑いしながら俺達に言った。
死を覚悟してじゃなく生きてミツと祐惺のもとへ戻るため。
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