
[現代版] 天使と悪魔
第22章 慟哭の記憶⑥
・藤ヶ谷side
藤「ま…た‥会おう…フッ」
お前の笑顔、もう一度見たかったけどさ。
藤「そし…た‥ら‥思いっきり…愛してや…ガクッ」
北「太‥輔…」
安井「パパ!」
北「太輔えぇーっ」
最期に俺が思ったこと。
だが一番悲しませたくない奴を傷つけてしまったのは
自分なんだという思いが、心を締めつけ。
内「初めっから、藤ヶ谷を北山の前で殺すのが目的だったんやな」
千「許せねぇ」
屋「今、奴がやっている事だって同じだ」
横「ミツの力を弱めるため最大の弱点を攻めるとなると」
玉「それはガヤってことになってしまうのは」
薮「今も昔も変わらないんだから、クッ」
塚「でも、だからこそ」
五「奴の思い通りにさせて堪るかってんだ」
山「そうです」
ニ「ガヤ、大丈夫?」
くわえて…
ひろの泣き叫ぶ声が、耳について離れず。
堪らない気持ちになってしまう。
すると―
宮「俺もそうだった」
玉「宮田」
宮「タマを傷つけ、泣かせ悲しませてそれが凄く辛くってさ、クッ」
宮田が唇を噛みしめながら言葉を吐き。
宮「けど、もう絶対にそんな思いはさせない!そうでしょガヤさん」
藤「あぁ」
そんな中、グッと涙を堪え黙り込んでいる安井の姿が目の中に入って来る。
傍にはハッシーがこれまた黙ったまま。
その肩を自分のほうへ引き寄せ俯いていた。
隣では泣きじゃくっている岸が。
俺は近くに寄り2人の身体を力いっぱい抱きしめたんだ。
大丈夫、大丈夫だから。
決して同じようなことにはならないと。
そしていよいよ―
ひろの最期が、そこにいる全員に語られる事となる。
そのなんとも言えない雰囲気の中で。
・
藤「ま…た‥会おう…フッ」
お前の笑顔、もう一度見たかったけどさ。
藤「そし…た‥ら‥思いっきり…愛してや…ガクッ」
北「太‥輔…」
安井「パパ!」
北「太輔えぇーっ」
最期に俺が思ったこと。
だが一番悲しませたくない奴を傷つけてしまったのは
自分なんだという思いが、心を締めつけ。
内「初めっから、藤ヶ谷を北山の前で殺すのが目的だったんやな」
千「許せねぇ」
屋「今、奴がやっている事だって同じだ」
横「ミツの力を弱めるため最大の弱点を攻めるとなると」
玉「それはガヤってことになってしまうのは」
薮「今も昔も変わらないんだから、クッ」
塚「でも、だからこそ」
五「奴の思い通りにさせて堪るかってんだ」
山「そうです」
ニ「ガヤ、大丈夫?」
くわえて…
ひろの泣き叫ぶ声が、耳について離れず。
堪らない気持ちになってしまう。
すると―
宮「俺もそうだった」
玉「宮田」
宮「タマを傷つけ、泣かせ悲しませてそれが凄く辛くってさ、クッ」
宮田が唇を噛みしめながら言葉を吐き。
宮「けど、もう絶対にそんな思いはさせない!そうでしょガヤさん」
藤「あぁ」
そんな中、グッと涙を堪え黙り込んでいる安井の姿が目の中に入って来る。
傍にはハッシーがこれまた黙ったまま。
その肩を自分のほうへ引き寄せ俯いていた。
隣では泣きじゃくっている岸が。
俺は近くに寄り2人の身体を力いっぱい抱きしめたんだ。
大丈夫、大丈夫だから。
決して同じようなことにはならないと。
そしていよいよ―
ひろの最期が、そこにいる全員に語られる事となる。
そのなんとも言えない雰囲気の中で。
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