テキストサイズ

[現代版] 天使と悪魔

第23章 妖魔の企て

・玉森side

ここへ来てから。

もう、随分と時間が経ってる気がするのに。


周りの明るさは一向に変わらない。



屋「よし、各自部屋も決まったごとだし後は自由にしていいぞ」



日中のままというのはある意味、困るよ。



横「ただし睡眠はしっかり取るようにな」



時の流れが無いということは1日の区切りが無いのと同じなんだもん。



内「そや、いつなにが起こるか分からへんのやから」



俺たちは数ある部屋をそれぞれに割り当て。

取り合えず分散することにする。



屋「そこのところちゃんと頭に入れとけ」

一同「はい」



もちろん俺は宮田と一緒。



ニ「健永、メシ食いに行こうぜ」

千「おう」



ニカと千賀は言うに及ばず



横「宏太、俺達は」

薮「仕込み手伝うよ」

井上「僕も、一緒に行きます」



この2人は瑞稀と地下へ。

それから屋良さんと亮太、塚ちゃんとハッシー内くんは何故だか3階へ。

しかし問題は子供たちだった。

普段は別として、人数的に考えても。

寝るときは全員が同じ部屋というわけにもいかず。

何人かに分け上手く俺たちの間に挟む形で場所を決める。

なるべく親の傍へ配置するようにし。

つまりは―

ガヤとミツの部屋を中心に安井と岸。

ニカと千賀、隣が聡とマリウス。

健人・風磨・勝利の3人。

そして、その先をトッツーと郁人の部屋にし。

反対側から玄樹・神宮寺。

隣が俺と宮田で次がシメと江田ちゃん。

そして塚ちゃんとハッシー

屋良さんと亮太に、顕嵐と続く。

ごっちは―



五「俺は適当に、そこら辺で寝るからいいよ」



妖魔は、何処に息を潜めているのか分からない。

だから、どんな時でも声を掛け合い。

協力し合える体制に、しておかなければ…

そこまで考えての部屋割りだったんだけど。

実際のところ、どんな手を使って来るのか。

俺達は予想がつかないでいたんだ。



宮「なんだか疲れたね」

玉「ねぇ宮田」

宮「なに?」

玉「妖魔って、どういう奴なんだろ?」

宮「さぁ?見たことがないから想像つかないや」

玉「だよね」



それは誰の心にもある不安だったと思う。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ