
[現代版] 天使と悪魔
第24章 闇からの脱出
・北山side
身体が小刻みに震えて止まらない。
北「どうしても、行くって言うのか」
藤「あぁ、これは俺の役目のような気がするから」
北「妖魔と、出くわすかもしれないんだぞ」
藤「だとしても、やられる気はしないし」
北「なんでそんな事が言えるんで?戦う方法もないのに」
藤「それでも行く」
そう言って、微笑んだ太輔
その自信は、一体どこから来るんだよ。
俺には分からない、怖くはないの?
内「大丈夫や北山あいつは必ず無事に戻って来る」
んなの当たり前じゃんでなきゃ許さないし。
内「屋良さんも、言ってたやろ?」
意志が固い太輔を見て。
屋「分かった、ただし条件がある異空間の中では亮太と行動を共にしろ、それが守れるというのなら一緒に来てもいい」
俺を少しでも安心させる為でもあったんだろう、そう言ってくれてさ。
内「亮太がシールドを張っていてさえすれば奴は藤ヶ谷に指一歩たりとも触れる事は出来へん」
分かってる分かってるってば、それくらい。
んでも…
北「信じてないわけじゃねんだ」
内「怖いんやな?」
北「内、くっ」
ギュッ!
更に、ガタガタと震え出す身体を内が強く抱きしめる
内「あいつが戻ってくるまで俺がこうしててやるよって」
なぜ太輔は自分から進んで行ったのか?
内「なっ?」
俺なりに理解したつもりではいたけれど本音は行って欲しくはなかった。
内「そや腹減ってへんか?感覚で言ったら今は翌日の朝みたいなもんやろ、起きてから何も食べてへんし」
それを素直に言えなかったのは…
郁人と太輔がどれだけ仲がいいのか、知っていたのもあるが。
北「今はいいわ」
あいつのプライドを傷つけたくなかったからでもあったんだ。
内「そうか、なら食べたくなったら言ってな」
俺を見つめた太輔の瞳には何かを決心したような強い意志があったから。
そこまで言うのなら、必ず無事に帰って来い。
俺は、そんな思いで見送るしかなかった。
・
身体が小刻みに震えて止まらない。
北「どうしても、行くって言うのか」
藤「あぁ、これは俺の役目のような気がするから」
北「妖魔と、出くわすかもしれないんだぞ」
藤「だとしても、やられる気はしないし」
北「なんでそんな事が言えるんで?戦う方法もないのに」
藤「それでも行く」
そう言って、微笑んだ太輔
その自信は、一体どこから来るんだよ。
俺には分からない、怖くはないの?
内「大丈夫や北山あいつは必ず無事に戻って来る」
んなの当たり前じゃんでなきゃ許さないし。
内「屋良さんも、言ってたやろ?」
意志が固い太輔を見て。
屋「分かった、ただし条件がある異空間の中では亮太と行動を共にしろ、それが守れるというのなら一緒に来てもいい」
俺を少しでも安心させる為でもあったんだろう、そう言ってくれてさ。
内「亮太がシールドを張っていてさえすれば奴は藤ヶ谷に指一歩たりとも触れる事は出来へん」
分かってる分かってるってば、それくらい。
んでも…
北「信じてないわけじゃねんだ」
内「怖いんやな?」
北「内、くっ」
ギュッ!
更に、ガタガタと震え出す身体を内が強く抱きしめる
内「あいつが戻ってくるまで俺がこうしててやるよって」
なぜ太輔は自分から進んで行ったのか?
内「なっ?」
俺なりに理解したつもりではいたけれど本音は行って欲しくはなかった。
内「そや腹減ってへんか?感覚で言ったら今は翌日の朝みたいなもんやろ、起きてから何も食べてへんし」
それを素直に言えなかったのは…
郁人と太輔がどれだけ仲がいいのか、知っていたのもあるが。
北「今はいいわ」
あいつのプライドを傷つけたくなかったからでもあったんだ。
内「そうか、なら食べたくなったら言ってな」
俺を見つめた太輔の瞳には何かを決心したような強い意志があったから。
そこまで言うのなら、必ず無事に帰って来い。
俺は、そんな思いで見送るしかなかった。
・
