
[現代版] 天使と悪魔
第24章 闇からの脱出
・北山side
と、そのとき。
橋「宏光、俺だけど入ってもいい?」
入口の方から声がし。
内「遠慮せずに来たらええそやろ?北山」
内がそう言うとハッシーが入って来てさ。
内「どうしたんや?」
だがその表情は不安に満ちていて何となく元気がない気がし。
橋「俺も、一緒にいていいかな?」
内「ええで ニコッ」
橋「ありがと、フッ」
内「どうやら、お仲間さんみたいやし」
仲間、なんの?
するとハッシーは心細そうな笑みを浮かべ。
橋「俺ね宏光の気持ち今、凄くよく分かるんだ」
そう言う。
橋「あのとき、塚ちゃんは帰って来なかった。だから」
おまえ―
橋「大丈夫だって思っていても怖い前世の時とは状況も違う、それでも」
そっか、それでここへ来たってわけだな。
橋「本当は分かっていながら戻って来るんじゃないかって心の底では思っていたんだよね」
自分を残して、死ぬわけがないと。
橋「でも、やっぱり無理だった!クッ」
内「きっと玉森もハッシーや北山と、同じ気持ちなんやろな」
タマも?
内「あいつ、このおかしな空間へ来てから宮田の傍を片時も離れんようになったやろ」
そう言えば…
橋「裕太だって怖いんだと思う宮っちを失うのが」
自分だけじゃないんだ。
内「皆なんらかの前世でのトラウマを抱えている」
俺は、このとき初めてそのことに気づく。
何やってたんだろうってさ
・
と、そのとき。
橋「宏光、俺だけど入ってもいい?」
入口の方から声がし。
内「遠慮せずに来たらええそやろ?北山」
内がそう言うとハッシーが入って来てさ。
内「どうしたんや?」
だがその表情は不安に満ちていて何となく元気がない気がし。
橋「俺も、一緒にいていいかな?」
内「ええで ニコッ」
橋「ありがと、フッ」
内「どうやら、お仲間さんみたいやし」
仲間、なんの?
するとハッシーは心細そうな笑みを浮かべ。
橋「俺ね宏光の気持ち今、凄くよく分かるんだ」
そう言う。
橋「あのとき、塚ちゃんは帰って来なかった。だから」
おまえ―
橋「大丈夫だって思っていても怖い前世の時とは状況も違う、それでも」
そっか、それでここへ来たってわけだな。
橋「本当は分かっていながら戻って来るんじゃないかって心の底では思っていたんだよね」
自分を残して、死ぬわけがないと。
橋「でも、やっぱり無理だった!クッ」
内「きっと玉森もハッシーや北山と、同じ気持ちなんやろな」
タマも?
内「あいつ、このおかしな空間へ来てから宮田の傍を片時も離れんようになったやろ」
そう言えば…
橋「裕太だって怖いんだと思う宮っちを失うのが」
自分だけじゃないんだ。
内「皆なんらかの前世でのトラウマを抱えている」
俺は、このとき初めてそのことに気づく。
何やってたんだろうってさ
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