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[現代版] 天使と悪魔

第24章 闇からの脱出

・北山side

情けねったらありゃしないもっとしっかりしなくちゃダメじゃん。

が、そう思っていたとき。

しんみりとした空気を打ち破るかのように突然。



千「宏光うぅー腹減ってるんじゃねメシ持って来たぜ」

ニ「健永ズルいぞ俺がミツに渡すって言ったろ」

千「へへぇーんだ早いもん勝ちだもんね」



ニカと千賀がいきなり飛び込んで来てよ。



内「おいおい、ノックくらいしたらどうや」

ニ千「あはっ、悪い」

橋「それ誰が作ったの?」

ニ「わったーさ ニコッ」



横尾さんが…



橋「マジで、やった」

内「みんなで食べるか北山も、ほら座り」



とたん部屋の中は賑やかとなり。



内「で、横尾は今どうしてるん?」

千「わったーなら調べたいことがあるって、ごっちと出掛けて行ったぜ」

内「んっ?」

ニ「俺らも、ついてくって言ったんだけどダメだって断れちまって」

橋「ふーん、何でだろう」

千「さぁ?」



が、食事が終わるとサッさと2人して自分たちの部屋へ戻ってしまう。



内「あの2人いっつも元気やな クスッ」



確かに、フッ!

だが俺はそんなあいつらに救われた気がしていた。



北「メシ、うめかったな」

橋「愛情がいっぱい詰まってた、フフッ」

内「みんな心配してるんやで北山が早よ元気なるようにって、フッ」

北「分かってる」



もう、大丈夫だから。

俺はそう笑いかける、これ以上は心配かけられないと

が、そんな中で。

ふと横尾さんが何処へ行ったのかが気になっていた。

五関を連れてくだなんて、あいつ何かを抱えているのかな。

自分がこんなんだったのもあり。

俺は、なんにも知らなかったんだ。

このとき横尾さんと五関が何処へ行っていたのか?

それが分かったのは、もう少し先のこと。

そこには、思いも掛けない前世での繋がりがあった事を俺達は知ることになる。

あの世界に伝わっていた、もう1つの伝説と共に。





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