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[現代版] 天使と悪魔

第27章 幻獣の少女①

・宮田side

玉「前世の記憶甦り、深き愛に満ちたとき」

宮「タマ?」

玉「そこに希望の光り溢れ絆は力となって」



これは安井が聞いた神さまからの言葉。



玉「愛する者を護る能力へと変化するであろう」

宮「どう…いう‥」

玉「この意味分かる」

宮「‥‥‥」

玉「ドンカン宮田の鈍感」



バシッ、バシッっと俺の胸をタマの手が叩く。



玉「愛して愛してったら」



ハッ、ごめん俺…

勘違いしていたんだ二階堂でさえ気づいていたのに。



宮「タマもういい分かったから」

玉「宮田のバカ、ばかバカばかぁーっ」

宮「…ごめん」



本当に。



宮「俺、男だとか関係なくタマが好きだよ」

玉「俺が言ってるのは」

宮「愛してる、フッ」

玉「知ってるさ、そんなの最初っから」

宮「タマ」

玉「当たり前じゃん、宮田は俺だけのもん俺しか愛しちゃいけないの」

宮「そうだね」

玉「前世の、そのまた前世のずっとずーっと前から」

宮「うん ニコッ」

玉「この先も、何度生まれ変わったって」

宮「俺はタマしか見ない」

玉「だったら」

宮「んっ?」

玉「ちゃんと感じさせて、俺の身体に」

宮「タマ」



ギュッ!

感じて全身全霊でこの想い全てを。

もう、迷いはしないよ。

俺は玉森裕太を愛しています誰よりも深く。

その想いを刻みつけるかの如く激しくタマを抱いた。

その先の未来を2人で見つめ歩いて行く為に。

この異空間の中で―





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