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[現代版] 天使と悪魔

第29章 想いは力となり

・藤ヶ谷side

ニカにより黒い沼へ行ける可能性が出来た俺たちは。



屋「よし戦略を考えよう」



奴を倒す計画を立てる事にする。

ただし―



北「ごめんなトッツー」

戸「気にしないで」



トッツーは場から外し。



横「で、どこから行ける」

二「この部屋から」

藤「俺達の」

二「どうやらあの沼はちょうどここの裏から少し奥へ入った所にあるみたいなんだ」

北「あんま気分いい話じゃないな」

内「いや、偶然かどうかは分からへんがそやから」

山「あのとき妖魔は」

薮「宏光を上手く陥れる事が出来たんだろうね」

千「うわっ、考えただけでもゾッとする」



本当だわあんな薄気味悪い所がすぐ傍にあったなんてよ。



屋「じゃ消滅させる方法を教えて貰おう」

二「角さ」

沙耶「えっ」

二「幻獣の化身の角を沼の中央へ投げ込めば消し去ることができる」

五「どうやって」

二「‥‥‥」

千「ニカ?」

宮「まさかキタミツにそれをやれって事」

二「そこへ飛んで行き」

藤「まっ、待て」

河「奴は宏光を狙っているんだぞ」

塚「その本体でもある沼の上を飛ばせるだなんて無謀だ」

内「他の者じゃダメなんか俺が代わりに行くとか」



内…



二「多分、そこにも意味があるんだと」

横「光と闇との関係だな」

薮「渉」

五「奴に対抗できるのは、沙耶か北山」

横「が、彼女は飛べない」

塚「でも、上空を行くしか中央へ向かう方法はない」

内「くっ、なんでこうなんや」

藤「内…」

内「いっつも危険な事するんは北山やん」

屋「それが、こいつの定めだ生まれ落ちたその日からの」

北「屋良さん」

屋「そうだろ」

北「ふっ」

内「北山」

北「心配するな、ちゃんとやり遂げてみせる」

藤「お前」

北「大丈夫だって」



変わらないな、そういう所



屋「俺達は何をしたらいい」

二「その場に行けば自然とその力は発動される」

橋「どういう事?」

山「その時になってみなければ分からないって事じゃない」

二「うん」

宮「なんか、不安になって来た」

千「俺も」

玉「なに言ってるんだよ、そんなんじゃダメじゃん」

横「裕太の言うとおりだ」

五「気持ちを1つにし」

塚「力を合わせなくちゃ」



そうだな、フッ!





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