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・河合side

千「すっげぇー」



気がつけば皆、前世の自分へと姿が変わっていて。



五「これは」



その輝きは天井まで照らし射し込んだ黒い沼の中央。



横「あそこか」

屋「よし行け北山」

北「はい」

藤「待て俺も行く」

北「太輔」

藤「覚えているか、天界へ戻されてしまったときの事を」



あぁ、みんな覚えている。



藤「あの時の悔しさを俺は忘れない、ｸｯ」

北「おまっ」

藤「だから、もう離れないと心に決めた」



バサッ―

そう言うと太輔は、大きく羽根を広げ。



藤「あいつには絶対に渡さないから､ﾆｺｯ」



差し出された手を見つめ、微笑む宏光。

相変わらず綺麗だ、ﾌｯ



内「見せつけてくれるやんほな２人で行って来い」



あぁ、その方が安心だし。



河「よーし、じゃ俺らは」



が、言いかけた時だった。



戸「ふふふっ」

薮「トッツー？」

戸「ｸｸｸｯ、あははっ」

河「おいトッツー」



突然こいつが豹変してしまったのは。



戸「バカか、お前らは」

河「なに！」

沙耶「祥太」



この声は妖魔。



戸「我は全てを聞いていたこやつの中で」

橋「トッツーっ」



ハッシーがその身体を揺さぶったが次の瞬間。



戸「煩い邪魔だ、バンッ」

橋「うわっ、ドンッ」

五「なんてことを」

橋「ふっ…えっ、トッツーが突き飛ばしたぁ」



違う、こいつは！ｸｯ



戸「絆だと？そんなもの、なんの力になる」

二「やっぱり、だから連れて来ない方がいいって」

薮「二階堂」

戸「無駄だここは我の住まう場所、お主らに勝ち目はない！あははははっ」



トッツー

俺達は、ここに来ての豹変に成す術もなく立ち尽くす

大切な仲間を…

人質にでも、取られてしまったような心境に陥り。





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