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・五関side

北「トッツー、トッツー」

岸「皆で名前を戸塚くんの意識を呼び覚ますんだ」

薮「そっか分かった」

内「奴の意識を奥へと押し込むんやな」

岸「そうです！」

千「よっしゃあ、やったるニカ」

二「おう」

藤「トッツー聞こえるか、俺達はここにいる」

山「戸塚くん俺は、貴方が大好きですその笑顔が」

屋「奴に負けるんじゃない全員がついている」

戸「やめろ、やめてくれぇ」



すると、トッツーは何かに苦しむかの如くバタバタと暴れだし。



橋「苦しいのトッツー俺が代わってあげたい」

五「トッツー頑張れ」

塚「ほら笑って、トッツーの笑顔は俺たちの癒しなんだからさ」

戸「塚…ちゃん‥ｸｯ」

薮「そう塚ちゃんだよトッツー分かる？」

千「俺、マジで感動した」

二「郁人とトッツーすげぇ愛し合っててさ」

宮「俺もだから絶対に勝てるって信じてる」

玉「負けるわけないじゃん俺たちが知るトッツーは、そんな柔にはできてないはずだよ」

横「そうだ約束したろ」

戸「…約‥束…」

横「今度こそ負けはしないって」



その言葉を聞き、トッツーの動きがピタッと止まった

向けられた視線の先には…



河「ほら来いよ、ﾆｺｯ」

戸「河…合‥」

沙耶「貴方を愛してる人達がこんなにも、ねっ？分かるでしょ」

戸「マ…マ‥ン？」

沙耶「そうよ祥太」



よし、いいぞトッツー。



中島「ママン、ママアァーン」



そのときだった郁祥の声が木霊したのは。



戸「郁…祥？はっ、郁祥」



ダダッ！



戸「郁祥あぁーっ」

中島「ママーン、ぎゅっ」



これって。



内「脱け出せたんか」

横「いや、一時的だろう」

屋「北山いまだ早く行け」

北「はい」



バサッ！

天使の長の翼が光りと共に羽ばたく。

寄り添う藤ヶ谷の姿。



玉「行けえぇーミツうぅ」

ニ「ミツ！」



俺達の希望と未来を背負い



千「進め！」

宮「キタミツ、ガヤさん」



いま―

全ての決着がつこうとしていた。

２人の手により。





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