
[現代版] 天使と悪魔
第5章 記憶の連鎖②
・河合side
あり得ないって。
河「夢だ、なっ単なる怖い夢を見ただけだって」
戸「けど、けどさ」
が、次の言葉を聞いて俺は更に驚く事になる。
戸「俺じゃない、やったのは俺じゃない」
河「忘れるんだ、トッツーそんな事あるわけないんだから」
ギュッ!
混乱し、叫ぶ姿に堪らなくなりその身体を強く抱きしめてしまう。
戸「河合、河合」
小刻みに、震えているトッツーを直に自分の手で感じながら。
河「大丈夫だ、心配するな俺が傍にいる」
トッツーが見た夢、それは
自分の目の前で塚ちゃんと宮田が息絶えた姿だった。
それも―
戸「手に…俺の手に‥くっ塚ちゃんの血が…ガクガク」
河「しっかりしろ、それは現実じゃない」
でも俺は、そんなトッツーを抱きしめながら不思議な感覚に包まれていた。
まるで、デジャブーの如く
襲い掛かってくるリアルな感触。
前にも、こんな事があった気がして。
あの時も俺は必死でこいつを支えてた気がする。
あれは、いつの頃だったんだろう。
ハッ、そんなことはどうでもいい今はトッツーだ。
神さま、見ているなら教えてくれ。
これは事実なのか?
それとも、奴が見せた嘘っぱちか。
だったら許さねぇ。
前世と今、二度も俺の大事な天使を苦しめやがってよ
全てが分かったとき、俺の怒りが爆発したのは言うまでもない。
愛する人を想う気持ちは、パワーとなり炸裂することを思い知らせてやるぜ。
慟哭の中、培った絆は。
前世より強く結ばれ、1つの大きな力となって発動される。
そうだよな?太輔、宏光。
けど、そこまで辿り着くには多くの悲しみと苦しみ。
困難が、俺達を待ち受けていたんだ。
次から次へ押し寄せて来る嵐の中で―
・
あり得ないって。
河「夢だ、なっ単なる怖い夢を見ただけだって」
戸「けど、けどさ」
が、次の言葉を聞いて俺は更に驚く事になる。
戸「俺じゃない、やったのは俺じゃない」
河「忘れるんだ、トッツーそんな事あるわけないんだから」
ギュッ!
混乱し、叫ぶ姿に堪らなくなりその身体を強く抱きしめてしまう。
戸「河合、河合」
小刻みに、震えているトッツーを直に自分の手で感じながら。
河「大丈夫だ、心配するな俺が傍にいる」
トッツーが見た夢、それは
自分の目の前で塚ちゃんと宮田が息絶えた姿だった。
それも―
戸「手に…俺の手に‥くっ塚ちゃんの血が…ガクガク」
河「しっかりしろ、それは現実じゃない」
でも俺は、そんなトッツーを抱きしめながら不思議な感覚に包まれていた。
まるで、デジャブーの如く
襲い掛かってくるリアルな感触。
前にも、こんな事があった気がして。
あの時も俺は必死でこいつを支えてた気がする。
あれは、いつの頃だったんだろう。
ハッ、そんなことはどうでもいい今はトッツーだ。
神さま、見ているなら教えてくれ。
これは事実なのか?
それとも、奴が見せた嘘っぱちか。
だったら許さねぇ。
前世と今、二度も俺の大事な天使を苦しめやがってよ
全てが分かったとき、俺の怒りが爆発したのは言うまでもない。
愛する人を想う気持ちは、パワーとなり炸裂することを思い知らせてやるぜ。
慟哭の中、培った絆は。
前世より強く結ばれ、1つの大きな力となって発動される。
そうだよな?太輔、宏光。
けど、そこまで辿り着くには多くの悲しみと苦しみ。
困難が、俺達を待ち受けていたんだ。
次から次へ押し寄せて来る嵐の中で―
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