
[現代版] 天使と悪魔
第7章 慟哭の記憶②
・藤ヶ谷side
11月に入って目まぐるしく過ぎて行った毎日。
7・8・9と行った、東京ドームでのコンサート。
新曲の打ち合わせ振りつけの練習、PVの収録やレコーディング。
1ヶ月なんてあっという間に経ってしまう。
が、何よりも疑問だったのは。
北「また来たん」
内「またも何も俺は、いつでも北山の傍におるで」
博多から帰って来た内は、ずっと北山にベッタリらしくドームの時も。
スタッフ「あの内くん」
内「俺のことは気にせんで下さい自分のことは自分でやりますよって」
戸惑うスタッフをよそに。
内「こらスノーマン、しっかり北山のことガードしいや」
いや、あいつらはバックについているだけだって。
しかしあの少クラの収録日になぜ出演しないスノーマンや如恵留がいたのか。
後になって内からの指令によるものだった事を知る。
あいつは自分が仕事で傍にいれない時は連中に代わりを頼み込んでいたってわけ
如恵留は、内の伝令役みたいなものだったらしい。
が、記憶を取り戻してない俺にとっては。
藤「はぁ」
内「なんや元気ないやん、どないした?」
藤「別に」
意味不明でしかなかったけど。
内「北山コーヒーでも飲む」
お前はどうしてここにいるんだよって、フッ
北「なぁ今日はなんも予定ないわけ」
内「あるで」
北「なら」
内「北山のボディーガードちゅうな ニコッ」
北「そっ」
そんな内を見て苦笑いしている北山。
この頃の俺はノイローゼになりそうだった。
周りで、記憶を取り戻した連中がどんどん増えていき
その中には自分の記憶にない奴らまでいたもんだから
もう頭の中はパニクッで、わけ分からず。
スタッフ「お疲れさまでした、気をつけて帰って下さい長」
ほら、ハァ
でも気づいたんだ、それだけ自分のことを見てくれてた人達がいた事に。
だから―
藤「行って来る、ひろ」
北「太輔、約束 覚えてるだろうな」
藤「あぁ、フッ」
北「破ったら許さねんだかんな」
藤「分かってるって必ず」
そうしようと決心する。
今、俺達がいるこの世界を壊さない為に。
しいては追い込まれたトッツーと郁人を救い出すため
俺はダーク族の長、藤ヶ谷太輔だから。
昔も今も―
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11月に入って目まぐるしく過ぎて行った毎日。
7・8・9と行った、東京ドームでのコンサート。
新曲の打ち合わせ振りつけの練習、PVの収録やレコーディング。
1ヶ月なんてあっという間に経ってしまう。
が、何よりも疑問だったのは。
北「また来たん」
内「またも何も俺は、いつでも北山の傍におるで」
博多から帰って来た内は、ずっと北山にベッタリらしくドームの時も。
スタッフ「あの内くん」
内「俺のことは気にせんで下さい自分のことは自分でやりますよって」
戸惑うスタッフをよそに。
内「こらスノーマン、しっかり北山のことガードしいや」
いや、あいつらはバックについているだけだって。
しかしあの少クラの収録日になぜ出演しないスノーマンや如恵留がいたのか。
後になって内からの指令によるものだった事を知る。
あいつは自分が仕事で傍にいれない時は連中に代わりを頼み込んでいたってわけ
如恵留は、内の伝令役みたいなものだったらしい。
が、記憶を取り戻してない俺にとっては。
藤「はぁ」
内「なんや元気ないやん、どないした?」
藤「別に」
意味不明でしかなかったけど。
内「北山コーヒーでも飲む」
お前はどうしてここにいるんだよって、フッ
北「なぁ今日はなんも予定ないわけ」
内「あるで」
北「なら」
内「北山のボディーガードちゅうな ニコッ」
北「そっ」
そんな内を見て苦笑いしている北山。
この頃の俺はノイローゼになりそうだった。
周りで、記憶を取り戻した連中がどんどん増えていき
その中には自分の記憶にない奴らまでいたもんだから
もう頭の中はパニクッで、わけ分からず。
スタッフ「お疲れさまでした、気をつけて帰って下さい長」
ほら、ハァ
でも気づいたんだ、それだけ自分のことを見てくれてた人達がいた事に。
だから―
藤「行って来る、ひろ」
北「太輔、約束 覚えてるだろうな」
藤「あぁ、フッ」
北「破ったら許さねんだかんな」
藤「分かってるって必ず」
そうしようと決心する。
今、俺達がいるこの世界を壊さない為に。
しいては追い込まれたトッツーと郁人を救い出すため
俺はダーク族の長、藤ヶ谷太輔だから。
昔も今も―
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