(旧)短編☆中編小説集
第13章 あいつと俺
雑誌の撮影で…
千「やったぁー温泉だぜ、温泉」
ニ「終わったら一晩泊まって寛いでいいだなんてサービスいいよな」
玉「浴衣、シャレてるね」
宮「タマ似合ってる」
玉「そう?フフッ」
仕事が終わったあと、全員で飯を食い。
その間、ずっとあの2人は
横「ミツもっと食え」
北「横尾さん」
横「だいじょうぶ俺に全部まかせとけばきっと上手くいく、なんにも心配しなくていいから」
北「あんがと、ニコッ」
その姿を見ただけでズキンと心が痛む。
やだっ…
たとえ相手がわたでも譲りたくはない。
横「みんな、ちょっといいか」
俺にだってまだ権利があるはずだ。
横「話しておきたいことがある」
だって別れるって了解したわけじゃないんだから。
横「実は…」
今なら間に合う今ならまだわたが言う前に俺が。
藤「待ってくれ」
そう思ったときには叫んでいた。
藤「先に俺から、みんなに話しがある」
玉「ガヤ?」
ニ「どうしたんだよ、そんなマジな顔をして」
宮「まるで、告白でもするみたいじゃん」
千「アハッ相手、俺だったりして」
宮「千さんには、二階堂がいるだろ」
千「言ってみただけー」
おちょくってるんじゃない健永、こっちは真剣なんだからさ。
横「分かった、ならー早く言えみんな待ってる」
北「‥‥‥」
心臓がドキドキと高鳴る。
考えてみれば俺、まともに自分の気持ち。
北山へ言った事なんてなかったから。
それが…
メンバー全員の前で言葉に出すことになろうとは思ってもみなかったし。
ジーッと見つめる、6人の視線の中で大きく深呼吸をしてから。
俺は意を決したかのように口を開く。
藤「おっ、俺は北山のことが好きだ愛してる」
うわっ、言っちまった。
とたんその場に流れる沈黙が突き刺さって痛い。
たっ…頼む‥なんとか言ってくれ北山…クッ!
それは、数分のことだったのかもしれない。
けれど俺には凄く長く感じたんだ。
その唇が動くまで―
・
千「やったぁー温泉だぜ、温泉」
ニ「終わったら一晩泊まって寛いでいいだなんてサービスいいよな」
玉「浴衣、シャレてるね」
宮「タマ似合ってる」
玉「そう?フフッ」
仕事が終わったあと、全員で飯を食い。
その間、ずっとあの2人は
横「ミツもっと食え」
北「横尾さん」
横「だいじょうぶ俺に全部まかせとけばきっと上手くいく、なんにも心配しなくていいから」
北「あんがと、ニコッ」
その姿を見ただけでズキンと心が痛む。
やだっ…
たとえ相手がわたでも譲りたくはない。
横「みんな、ちょっといいか」
俺にだってまだ権利があるはずだ。
横「話しておきたいことがある」
だって別れるって了解したわけじゃないんだから。
横「実は…」
今なら間に合う今ならまだわたが言う前に俺が。
藤「待ってくれ」
そう思ったときには叫んでいた。
藤「先に俺から、みんなに話しがある」
玉「ガヤ?」
ニ「どうしたんだよ、そんなマジな顔をして」
宮「まるで、告白でもするみたいじゃん」
千「アハッ相手、俺だったりして」
宮「千さんには、二階堂がいるだろ」
千「言ってみただけー」
おちょくってるんじゃない健永、こっちは真剣なんだからさ。
横「分かった、ならー早く言えみんな待ってる」
北「‥‥‥」
心臓がドキドキと高鳴る。
考えてみれば俺、まともに自分の気持ち。
北山へ言った事なんてなかったから。
それが…
メンバー全員の前で言葉に出すことになろうとは思ってもみなかったし。
ジーッと見つめる、6人の視線の中で大きく深呼吸をしてから。
俺は意を決したかのように口を開く。
藤「おっ、俺は北山のことが好きだ愛してる」
うわっ、言っちまった。
とたんその場に流れる沈黙が突き刺さって痛い。
たっ…頼む‥なんとか言ってくれ北山…クッ!
それは、数分のことだったのかもしれない。
けれど俺には凄く長く感じたんだ。
その唇が動くまで―
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