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(旧)短編☆中編小説集

第1章 少年メイド

屋「両親の墓参りか」

山「うん父さん母さん見て俺の好きな人だよ」

屋「初めまして屋良朝幸といいます貴方がた2人の話は亮太から全部聞きました俺達も負けないくらい幸せになるんで、安心して下さい」



頼んだぜ、フッ!



「そろそろ、式の時間ですよ」

「おう」

「しかし綺麗なところですね、フッ」

「父さんと母さんの思い出の場所なんだ」



太輔に襲われた場所だってば、クスッ!



屋「じゃ行こうか」

山「はい」



あいつ、自分の都合のいいように教えやがってさ。

カラン、コロン!



「うわぁ可愛い花嫁さん」

「花婿さんも素敵」



結婚式をやろう。

そう言ったのは、相手の方だったと聞く。

で、教会を作っちまうなんて。

そういうとこは太輔の息子だわな、クスッ!



山「ブーケ投げるよ」



周囲の連中が、ドッとざわめいた。

ピューン!
      ストン!

あっ、やべ…

どうすんだよ受け取っちまったじゃん。



「あらどこの子かしら見かけない顔だけど」



あははっ、忍び込んだ者で決して怪しいものではありません。



屋「君、いくつ?」

北「7歳」

山「名前は?」

北「宏光、北山宏光」

山「母さんど同姓同名だ」

屋「お祝いに来てくれたのか?ニコッ」

北「うん ニコッ」

屋「この花を、好きな子にあげてごらんきっと喜ぶ」

北「分かったぁ」



ダダッ―

幸せになれよ亮太お前なら大丈夫だ。






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