(旧)短編☆中編小説集
第15章 秘め事~Himegoto
北「郁人おぉーっ」
河「くっ」
北「ダメか今のままじゃ」
それが、お前の望みなら。
北「俺‥郁人…と‥ヒクッ」
河「ふっ、分かったよ」
北「‥‥っ」
河「だからそんな顔しないでくれ」
北「なら」
河「この河合郁人は宏光の一番の親友それでいいんだろ?ニコッ」
北「すまね」
謝るなって。
河「その代わり、もう独りで抱え込むんじゃないぞ」
俺に話せ、なっ?
そう言うと、苦笑いしつつ俺の胸の中へ顔を埋める。
あの女―
好き勝手なこと言いやがって腹が立つ。
河「お前の惚れた奴が帰って来るまで寂しくなったらいつでも胸、貸すから」
北「バカ…んなこと」
河「遠慮するな、クスッ」
葉月玲香―
まさか宏光が名女優の息子だったなんて思いもしなかったけど。
これからどうする気なんだ
えっ、藤ヶ谷太輔さんよ。
もしあんたが宏光を手離すような事をしたら。
俺は絶対に許さないからな
家路につく中、見上げた星に願いを込める。
あいつが、いつも笑っていられますようにと
それが俺の…
心からの祈りだった愛しい人への―
・
河「くっ」
北「ダメか今のままじゃ」
それが、お前の望みなら。
北「俺‥郁人…と‥ヒクッ」
河「ふっ、分かったよ」
北「‥‥っ」
河「だからそんな顔しないでくれ」
北「なら」
河「この河合郁人は宏光の一番の親友それでいいんだろ?ニコッ」
北「すまね」
謝るなって。
河「その代わり、もう独りで抱え込むんじゃないぞ」
俺に話せ、なっ?
そう言うと、苦笑いしつつ俺の胸の中へ顔を埋める。
あの女―
好き勝手なこと言いやがって腹が立つ。
河「お前の惚れた奴が帰って来るまで寂しくなったらいつでも胸、貸すから」
北「バカ…んなこと」
河「遠慮するな、クスッ」
葉月玲香―
まさか宏光が名女優の息子だったなんて思いもしなかったけど。
これからどうする気なんだ
えっ、藤ヶ谷太輔さんよ。
もしあんたが宏光を手離すような事をしたら。
俺は絶対に許さないからな
家路につく中、見上げた星に願いを込める。
あいつが、いつも笑っていられますようにと
それが俺の…
心からの祈りだった愛しい人への―
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