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(旧)短編☆中編小説集

第15章 秘め事~Himegoto

・北山side

ここへ来て、何日目かの夜。



北「腹減ったなぁーくっそあいつら、ぜんぜん帰って来ないじゃん家に戻っちまったのかな?」



手にしていたお金は、底をつき仕方なく。



北「寝んべ」



明日からどうしようと考えながら眠りについて数分後

ふわっ―



北「ん…ぅ‥んーっ」



太輔?んなわけ、フッ!

ギュッ、ぎっぎえぇーっ、くるぢぃ!

いきなり強く抱きしめられ



北「んがっ…うぐぐ」
 (誰だよーったくぅ)



バタバタバタ―

暴れた瞬間、頬に生暖かい滴が落ちる。



北「ビクッ」



なに?見上げると。



藤「くっ…良かった‥無事で」



太輔?



藤「心臓が、飛び出るかと思ったじゃん心配かけやがってさ、クッ」

北「ぁ…‥」



泣いてる、太輔が!?



藤「もう二度と俺から離れるんじゃない分かったな」

北「んでも彼女」

藤「なんの話し?」

北「えっ」

藤「それより返事」

北「うっ」



わっ、ドヤ顔で迫んなって



藤「宏光!」

北「ぁ…はい!ビクン」



涙で顔をグシャグシャにし



藤「ふっ」



グイッ!



藤「この間の続きをやろうか?ニコッ」

北「へっ?」



チュッ―



北「んっ」



太輔…





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