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北「あっ、んんっ」

藤「して欲しかったんだろ」

北「そっ、それは」



そう…だけど。



藤「ほーら、もうこんなに硬くなってる」

北「あっあっ、ﾊｧﾊｧ」

藤「気持ちいいか？ﾆｯ」

北「ぁ…うん‥俺…」

藤「んっ？」



ズブッ！



北「んああっ、あっ」

藤「なんだ？言ってみ」



ヌチャ、ヌチャ―



北「うっあ、そこいっ」

藤「ｸｽｯ」



ズボッ、ズボッ！

太輔が好きだ、父親としてとかじゃなく。



北「もっ、もっと」

藤「こう？」



ズゴン、ズゴン！



北「あっひっ、あぁーもっとぉ」

藤「宏光」



バンバンバン―



北「太輔えぇーっ」



それから。



北「じゃ、俺は」

藤「自分から、望んで引き取った」

北「どうして？」

藤「あの人が孤児だったのは本当さ、そして俺も」

北「‥‥っ」



太輔も、孤児!?



藤「誰にも愛されない子、母親は未成年で俺を産み」



捨てた！



藤「逃げたんだよ、男と」

北「たい…す」

藤「だから俺は」

北「もっ、いい！」



ギュッ―



藤「‥‥っ」

北「傍にいるから何処にも行ったりはしない」



俺が太輔の傍に、ｸｯ!



藤「ふっ」

北「でぇ…好き‥」

藤「宏光 ﾆｺｯ」



チュッ！

俺は、太輔に出会うために生まれてきた。

今ならそうハッキリと言える。

だから、これからも。



横「お帰りミツ､ﾆｺｯ」



寄り添って行くさ何処までも。



北「ただいま横尾さん」



この命、続く限り。





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