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(旧)短編☆中編小説集

第16章 心と身体の行方

藤「ほら話をしただけでもうお前のはこんなになってる、サワッサワッ」

北「よせ、んあ、触るな」

藤「先走りまで出て、もう1回やりたいんだろ?」

北「あっあ、あぁーっ」



やっぱ、わけ分かんね。



北「はっあっ、ああっ」

藤「チュッ、チュクチュク」

北「はふっ、んっ、はっ、んんっ」



無意識に舌を絡めれば脳天を突き抜けるほどの快感が襲い。



藤「ふっ、色っぽい顔をして物欲しそうに」



が、藤ヶ谷は何故だか嬉しそうにそういうと。



藤「上に乗っかり、自分で挿れてみろよ」



言われた通り俺は…

その上に股がり、指で尻の穴を広げるとこいつのを。

ズブブブ―



北「つああっ、深い、あっあっ、やば、あっあぁー」



ゆさっ、ユサッユサッ!



北「いっ、あっあっ、すっげ、もっと」

藤「うわっ、マジ締まる」

北「あっはっ、あっ、奥、奥いぃーっ」



それからグイッと。

こいつも起き上がりお互い向き合った状態で。



北「ううん、はっ」

藤「めっちゃおまえ腰振ってるじゃん」

北「んだって、ああ、堪らね、太輔、あっもっと」

藤「なんだよ、フッ」

北「気持ち…よく‥なり…たい‥ハァハァハァ」



グチュ、グチャ!



北「あっ、あぁーっ」

藤「ほら、ほらほら」



ジュブ、ジュブ―



北「ああ、あっ、いっもっもぉーっ」

藤「なに?クスッ」



どうなってもいい。



北「太輔、太輔えぇーんっあぁーっ」



が、数分後―



藤「おーい北山、北山宏光どうしたんだ?」

北「ううっ」



自己嫌悪?違う。



藤「なんで、ヘコむ必要がある?フッ」

北「お前には分からないよ」



自分でも意味フなんだから



藤「メシでも食おうなっ」

北「外、行きたくないもん」

藤「じゃあ出前にする?」

北「…コクン」



けど、もう否定はしなかった拒むことも。

こいつとのセックスは確かに気持ちがいい。

まんざら、嫌ではなかったから。





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