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(旧)短編☆中編小説集

第18章 ペット白書

翌日―



河「おおっ、けっこう可愛いじゃん」

北「ピキッ」

藤「あのなぁーお前が」



こうなる原因を作った張本人がやって来て。



河「ふーん、なるほど」

北「ジロジロと人のこと、見てるんじゃねぇや」

河「こいつ雄か?」

藤「どう見てもそうだろ」

河「じゃ、あとあとが大変だな クスッ」

藤「んっ?」



意味深に笑う郁人。



北「ふーじーがーやぁ」

藤「なに?お腹すいた」



と、いきなり北山は。

ゴロンと俺の膝の上へ頭を乗せ横になり。



北「眠いームニムニ」

藤「はあっ?えぇーっ」



ちょ待って、だからといってどうしてそこへ横になる



藤「なぁーあっちで寝よ」

北「やぁーだ、ここがいいの」

藤「だけどな」

北「スースーッ」



はやっ、もう寝てるじゃん



河「きゃははは、おもしろいやつ」

藤「マジかよー俺、なんも出来ないし」

北「スースースーッ」



でも可愛い寝顔、フッ!



河「おまえ、なにニヤけてるの」

藤「べっ、別に俺は」

河「襲うなよ」

藤「なっ、なに言ってるんだ郁人」

河「ニヤッ」



そんなことするわけ…

そう、こいつはペットなんだから。





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