(旧)短編☆中編小説集
第19章 魅入られて愛
「俺の名は、藤ヶ谷太輔。悪魔ルシファーの申し子とでも言っておこう」
はあっ?頭、おかしんじゃね。
藤「いっ、いま俺のこと、変な奴とか思っただろ」
北「なに息を切らしてるんで?」
藤「おっ、俺はなぁ」
北「あぁーあ、猫じゃないなら元いた場所へ戻すか」
藤「かっわいくねぇお前」
北「男に可愛いとか言われたかないわ」
藤「大体よ、おまえが空き缶なんか蹴ったから」
空き缶?あぁ、あの時の。
藤「見ろ頭にコブが出来てしまったんだぞ」
北「あの声お前だったんだ間抜けな奴 クスッ」
藤「悪魔を、バカにするんじゃね」
北「猫に化けたくらいで、偉そうに」
藤「なに!」
が、次の瞬間。
北「ちょ、なんだこれ降ろせ」
何故だか、俺の身体は宙へ浮いてしまい。
藤「俺様に傷を付けた代償は己の身で償って貰う」
北「言ってること意味わからないわ」
藤「それが一族の掟」
北「俺はお前らの仲間じゃね」
藤「煩い」
ストン!
落ちた所はこいつの腕の中とたん引き寄せられ。
チュッ―
んやめろぉーおっ、俺の、ファーストキッスが。
最悪だ…
藤「ふっ、御馳走さま」
北「はっ、放せってば」
藤「そうはいかん、お前は俺の花嫁になるんだから」
北「なにふざけたことを」
ドンドンドン!
俺は、思いっきりこいつの胸を叩く。
藤「よく聞け、北山宏光。悪魔とキスを交わす事すなわち婚姻の約束をしたのと同じ」
じょ、冗談じゃねぇ。
藤「もう取り消す事はできない覚悟しとくんだな」
北「勝手なこと言いやがって俺は男だ女じゃねぇし」
藤「ふっ、そのうちに分かる」
北「‥‥っ」
が、こいつは意味深に笑い
そして、この日より悪夢の日々が始まる事となってしまう。
悪魔に魅入られてしまったが為に―
・
はあっ?頭、おかしんじゃね。
藤「いっ、いま俺のこと、変な奴とか思っただろ」
北「なに息を切らしてるんで?」
藤「おっ、俺はなぁ」
北「あぁーあ、猫じゃないなら元いた場所へ戻すか」
藤「かっわいくねぇお前」
北「男に可愛いとか言われたかないわ」
藤「大体よ、おまえが空き缶なんか蹴ったから」
空き缶?あぁ、あの時の。
藤「見ろ頭にコブが出来てしまったんだぞ」
北「あの声お前だったんだ間抜けな奴 クスッ」
藤「悪魔を、バカにするんじゃね」
北「猫に化けたくらいで、偉そうに」
藤「なに!」
が、次の瞬間。
北「ちょ、なんだこれ降ろせ」
何故だか、俺の身体は宙へ浮いてしまい。
藤「俺様に傷を付けた代償は己の身で償って貰う」
北「言ってること意味わからないわ」
藤「それが一族の掟」
北「俺はお前らの仲間じゃね」
藤「煩い」
ストン!
落ちた所はこいつの腕の中とたん引き寄せられ。
チュッ―
んやめろぉーおっ、俺の、ファーストキッスが。
最悪だ…
藤「ふっ、御馳走さま」
北「はっ、放せってば」
藤「そうはいかん、お前は俺の花嫁になるんだから」
北「なにふざけたことを」
ドンドンドン!
俺は、思いっきりこいつの胸を叩く。
藤「よく聞け、北山宏光。悪魔とキスを交わす事すなわち婚姻の約束をしたのと同じ」
じょ、冗談じゃねぇ。
藤「もう取り消す事はできない覚悟しとくんだな」
北「勝手なこと言いやがって俺は男だ女じゃねぇし」
藤「ふっ、そのうちに分かる」
北「‥‥っ」
が、こいつは意味深に笑い
そして、この日より悪夢の日々が始まる事となってしまう。
悪魔に魅入られてしまったが為に―
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