(旧)短編☆中編小説集
第20章 男と女の境界線
・玉森side
ミツどこへ行ったのミツ、タタタッ!
ニ「タマどうしたんだよ?そんなに慌てて」
玉「ミツがいなくなっちゃったんだ」
ニ「えっ、ミツが?」
玉「目を覚ましたら部屋にいなくてさ」
ニ「すぐ戻って来るんじゃない、そんなに心配しなくても」
玉「なわけにはいかない、だってミツは」
ニ「んっ?」
幼い頃―
「さぁ、ここが貴方の部屋ですよ」
うわぁ、すっごぉーい!?
「この子が例の?」
「はい見た目は普通の子と何にも変わらないんですけど可哀相に」
「だが姫にはいい遊び相手となろう、フッ」
「ほんに困ったものです、ちっとも言うことを聞いてくれず」
「いったい、誰に似たんだか」
俺は城へ奉公に出され。
北「名前、なんていうの」
玉「タマ ニコッ」
北「はっ?ぷっ、ククッ こりゃいいや」
玉「なんか僕おかしなこと言った?キョトン」
北「いや、俺のことはミツって呼んでくれたらいい」
玉「うん ニコッ」
そこでミツと出会い、今日まで来た。
北「風呂へ入るぞ」
玉「やだ恥ずかしいもん」
北「どうして?もう何度も一緒に入ってるだろ」
玉「あのね」
俺の身体は、他の人達とは違う。
北「そっか、でも気にすることないんじゃね」
玉「気持ち悪くない」
北「別に大人になって来た証拠だろ、フッ」
玉「ミツはいいな」
北「んっ?」
玉「変なもん付いてないしこれ時々硬くなるから参っちゃう」
北「お前も男なんだな」
玉「‥‥っ」
両性具有、またの名をふたなり。
なんで、そんな子供が生まれて来るのか原因は不明。
突然変異ではないかと言われている。
・
ミツどこへ行ったのミツ、タタタッ!
ニ「タマどうしたんだよ?そんなに慌てて」
玉「ミツがいなくなっちゃったんだ」
ニ「えっ、ミツが?」
玉「目を覚ましたら部屋にいなくてさ」
ニ「すぐ戻って来るんじゃない、そんなに心配しなくても」
玉「なわけにはいかない、だってミツは」
ニ「んっ?」
幼い頃―
「さぁ、ここが貴方の部屋ですよ」
うわぁ、すっごぉーい!?
「この子が例の?」
「はい見た目は普通の子と何にも変わらないんですけど可哀相に」
「だが姫にはいい遊び相手となろう、フッ」
「ほんに困ったものです、ちっとも言うことを聞いてくれず」
「いったい、誰に似たんだか」
俺は城へ奉公に出され。
北「名前、なんていうの」
玉「タマ ニコッ」
北「はっ?ぷっ、ククッ こりゃいいや」
玉「なんか僕おかしなこと言った?キョトン」
北「いや、俺のことはミツって呼んでくれたらいい」
玉「うん ニコッ」
そこでミツと出会い、今日まで来た。
北「風呂へ入るぞ」
玉「やだ恥ずかしいもん」
北「どうして?もう何度も一緒に入ってるだろ」
玉「あのね」
俺の身体は、他の人達とは違う。
北「そっか、でも気にすることないんじゃね」
玉「気持ち悪くない」
北「別に大人になって来た証拠だろ、フッ」
玉「ミツはいいな」
北「んっ?」
玉「変なもん付いてないしこれ時々硬くなるから参っちゃう」
北「お前も男なんだな」
玉「‥‥っ」
両性具有、またの名をふたなり。
なんで、そんな子供が生まれて来るのか原因は不明。
突然変異ではないかと言われている。
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