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・玉森side

その頃、俺は。



玉「あっ、ニカやめて俺は女じゃない」



ズブブブッ！



玉「うっ、あぁーっ」



どうして？なんでこんな事になっちゃったわけ。

ギシッ、ギシッ―



玉「あっ、いっ、ああ」

ニ「くっ、堪らないタマの中…ﾊｧﾊｧﾊｧ」

玉「ああっ、あっ」

ニ「すっげぇ締めつけ女なんか目じゃない」

玉「だめっ、感じちゃう、あっ、あぁーっ」



ズチャ、ズチャ！

ミツを捜していただけなのに。

ニカは友達だったはず。



ニ「タマ、タマ、ほらイッちまいな俺もイクから」

玉「あっ、あぁー出るぅ」

ニ「くぅーっ」



数分後―



ニ「なぁ、一緒に暮らさない？」

玉「えっ」

ニ「俺さマジでタマに惚れてしまったみたい」

玉「でも」

ニ「ミツなら俺らで見つけるし、なっ？ﾆｺｯ」

玉「‥‥‥」



そんな簡単には。



ニ「それとも嫌？その俺に抱かれるのが」

玉「‥‥っ」



不思議と、そうは思わない

だけどそれとこれとは話しが別だ。



玉「もう少し待ってて」

ニ「いつまで？」

玉「答えが出るまで」



ミツの心の中で覚悟が決まり。

その結果、どうなったかを見届けたら。

俺は―



ニ「約束だよ ﾆｺｯ」

玉「うん」



チュッ！

ニカの腕の中は、心地よくつい甘えたくなる。

これって恋なのかな？

ねぇ、どう思うミツ？一体どこへ行っちゃったのさ。



家臣「たっ、大変でございます陛下！」

王「どうした？」

家臣「王子が、行方不明になりましてございます！」

王「なに!?草の根わけてでも捜し出せ」

家臣「はっ」



ダダッ！

が、このとき城では大騒ぎになっていたとはつゆ知らず。

２人は―



横「宮田、太輔を知らない」

宮「さぁ、今日はまだ来てないけど」

横「あいつ」

千「どうしたんだよ？わったー」

横「ちっ」



忽然と姿を消してしまう。

そして、逃避行をしているらしいと分かったのは。

それから数日後の事だった

周囲の心配をよそに…





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