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(旧)短編☆中編小説集

第20章 男と女の境界線

お前なんか、おめっ…

ギュッ!



北「なっ」



グイッ!



北「放せ」

藤「チュッ」

北「んんっ」



よせ、やめろ!もうしないって決めたんだ。

んなことしたら俺は…



北「んあっ」

藤「イカせてなかった事を思い出してさ」



イク?



北「あぁ、んっ」

藤「すっげー濡れてる」



やだっ、やっ…



藤「取り合えず、ここでのイキ方を教えてやるよ」



ジュブ、ジュブ―



北「ひっあっ、あぁ」

藤「Gスポットって知ってる」

北「あっ」

藤「今、俺がおまえの中に指を挿れ弄くってるところ気持ちよくて堪らないだろ」

北「ふああっ」

藤「ここがそう、そして」



グリッ―



北「ひあっ」

藤「外側の突起を中と一緒に刺激したら、どうなると思う」

北「よっ…せ‥」



ジュクジュク―



北「うっ、あぁーっ」



その瞬間、身体が跳ね上がり。

再び襲って来た全身が痺れるような感覚。



北「んだめだ、ああ、おかし、俺の身体あぁーっ」



なんか出ちまう。



北「漏れる、やっ、したくね、はあっ」

藤「我慢せず出しちゃえ、心配しなくても尿じゃないよ」

北「あっあっ、あんやぁ」



叫んだと同時に何かの液がシャーッと、自分の中から出たのが分かった



北「ぁ…あぁ‥ガクガク」



なんだこれ?



藤「覚えとけ?これがイクって感覚さ」



イク?



藤「やっべ勃っちまった」

北「ハッ、藤ヶ谷、やっ」



ズブブッ―



北「んああっ」



そして、結局はバックから挿れられてしまい。



北「うあっ、あっあっ激しあぁーっ」

藤「くっ、さっきより締まるイッた後だからか、めっちゃいい」



風呂場の鏡に映る自分の姿と。



北「んんんっ、熱い、あっく燃えちまう」



あのときの母親の姿が重なって見える。

ズゴッ、ズゴッ!



北「んあっ、あっ、あぁ、もっ、よしっ、あぁ」



壊れてく今までの俺が…



北「はあっ、はあん、いっうっああぁ」



女に戻ることで―

それは、繭の中のサナギが蝶に生まれ変わるかの如く



北「藤ヶ谷あぁーっ」



自分の身体が喜んでいる事を否応なしに自覚してしまった瞬間だった。

背くことは出来ないと―





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