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(旧)短編☆中編小説集

第20章 男と女の境界線

翌日―



藤「北山、行くぞ」

北「何処へ」

藤「いいから見つかったらヤバいんだ」



見つかる?



宿主「ご利用ありがとうございました、またのお越しを」



俺なら分かるけど、お前は誰から逃げるんで?



藤「ほらこっち、グイッ」

北「ちょ藤ヶ谷、引っ張るんじゃね」

藤「やっべもう来た」



グイッ!



北「うわっち、おい」



あれは、横尾さんじゃん。



北「なんであいつから逃げるんだわ」

藤「説明してる暇はない、いいから黙って俺について来い」



ちっ、強引な奴…

それから、建物の陰に隠れつつ向かった場所は林の奥



藤「取り合えずここで一息ついてから先へ進もう」

北「…はぁ」

藤「ふっ」

北「なに」



チュッ!



北「んよせ、んんっ」



バカ、んなとこで胸をもむんじゃね。



北「…つはっ‥んっ」

藤「チュプ、クチュ北山、舌」

北「はっ?」

藤「舌だよ舌、出してみ」

北「ぁ…‥」

藤「チロチロ、チュクチュク」

北「…はふっ‥んっ」



やっ、やん、ビクン

自然と、服の中へ手が滑り込み。

直に乳首を刺激されると、もう俺は逆らう事が出来ず身を任せ。



北「あっ、はっ、ああっ」

藤「気持ちい?ここ」

北「うっあ、いっ」

藤「昨日みたいにイカせてやろうか?クスッ」

北「はあんっ」

藤「可愛い」

北「ああ、あっ、うあっ」



また出ちゃった…



北「…っ、ハァハァハァ」

藤「休憩終わり、ニコッ」

北「なっ」



どう考えたって違うだろ。



藤「歩ける背負ってやるよ」

北「でっ…でぇじょぶ‥っておい」

藤「よいしょ、やっぱ軽いや。ここから真っ直ぐ奥へ行くと滝がある当分の間は宿はそこで勘弁してくれ」



あったけこいつの背中…

思わず身を寄せると藤ヶ谷は顔だけ後ろを振り返り。



藤「ニコッ」

北「…っ、ドキッ」

藤「俺この間の言葉、訂正するわ」



んっ?



藤「結局は連れ戻されジ・エンドそんな無駄な事するだけバカさ」



あぁ、あの時のことを言っているのか?



藤「今、お前と一緒にいるそれが全てだろ」



おまっ…

変だ俺、こいつは無理矢理に自分の処女を奪った奴なのに憎いとは思わない。

それどころか―





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