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(旧)短編☆中編小説集

第20章 男と女の境界線

藤「くっそ逃げられちまった待ってろ絶対に肉を食わせてやるから」

北「クスッ」



数分後―



北「これなんで」

藤「一応は食べれると思う」

北「はっ?」



目の前に並べられたわけの分からない木の実。



藤「大丈夫だってほら口を開けてみ」

北「あーんパクッうんめ」

藤「なっ?ニコッ」

北「お前よく知ってるな」

藤「子供の頃、わたに教わったんだ」

北「横尾さんに」

藤「俺にとっては兄貴みたいなもん、昔は2人でよく探検ごっこをし」



ふっ、こいつよく喋るわ。

いつの間にか藤ヶ谷に対し好意を抱いていた事に気づきもせず。

夜になると―



藤「よしここで寝ていい、ちょっと固いけどそのぶん俺がクッション代わりなってやるから」



ギュッ!



北「藤ヶ谷!」

藤「もう嫌じゃないだろ」

北「んっ、あっ、んなとこ見るな」



広げられた足、自分の股間に顔を埋めて来るこいつに恥ずかしさを感じながらも



藤「ピチャ、ピチャピチャ」

北「んっあっ」



舐めないで、クッ



藤「ふっ、カリッ」

北「ああっ」

藤「チロチロチュクチュク、ジュボ、ジュボッ」

北「あっあっ、あぁーっ」



気持ちいい、ズブッ―



北「はあっん」



声が…どんどん‥



北「あっ、あっあっ、あっあっあっ、んあっ」



女になってく、クッ

膝の上に乗せられ抱え込まれ下から突き上げて来る、藤ヶ谷の首に無意識にしがみつき。



北「はっ、んっい、そこ、あぁん」



自ら腰を振っている姿を、こいつは嬉しそうに見つめていてよ。



藤「離さないから」

北「藤…ヶ谷‥」



チュプ―



北「んっ、あふっん」



絶対に離さないと、何度も耳元で囁く声に。

何故だか俺の脳は反応し、身体は痺れ。

これは一体なんなのか?



北「うっあっ、もっ」

藤「イキたいか?ならイッちまえ俺ので」

北「ひっあっ、来る、来ちまう、いっ、イクうぅー」



ただ1つだけ分かっていることは。



藤「ふっ、どう?最高だろセックスって」

北「…うっ」



俺はこいつが嫌いじゃない

いや、きっと何度抱かれても。



藤「よし、寝るか」



そうはならないという事だけは身を持って感じていた

悔しいくらいに―





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