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(旧)短編☆中編小説集

第3章 ショタっ子クラブ

・二階堂side

最近ガヤの様子が、何やらおかしい。

ニヤニヤと笑いながらミツのこと見てるんだ。

聞いても教えてくれないし

よーし、こうなったら尾行してやる。



千「ニカ、一緒に」

ニ「パス!」

千「うえっ、まだ最後まで言ってないのに」

ニ「宮田とでも帰れ、やっべ行ってしまう」



ダダッ―



千「ニカ!」

宮「ドンマイ千さん」

千「パスされたニカにパス…ううっ‥シュン」

玉「こりゃ、立ち直るのに時間が掛かりそ」

横「ふっ」



そしたら妙な店の中へ入って行ってさ。

『ショタっ子クラブ』

なに、ここ?なんの店だよ

そこへ。



小山「あれ二階堂」

ニ「小山くん」

小山「どうしたの、こんな所で?」

ニ「えっ、まぁ」

小山「もしかしてこの店に興味あり?」

ニ「そんなんじゃないですただ…」

小山「ここ、独りで来る所じゃないよ」

ニ「どういう意味ですか」

小山「2人で来なくちゃ、面白くないでしょ」



ふーん、よく分からないんだけど。



小「今日のところは、帰りな」

ニ「ぁ…はい‥」



そう言われ渋々、引き下がって数日後―



藤「北山、行こ」

北「やだ」

藤「いいじゃんね?」

北「ジャンケンで決めるなんてズルいってば」

藤「勝ち負けはときの運、平等なやりかただろ」

北「俺、この間もその前も負けたっし」



今度は、なんの話しをしているのかな?



藤「じゃどうすりゃいいってわけ?」

北「順番で交互にするなら行く」

藤「それじゃあ面白くないじゃん」

北「なら行かね、プィ」

藤「北山、なぁー待てってば」



バタン!

意味不明な2人の会話に、頭の中は更に混乱してく。

が、その日の夜。



千「なぁ変な店、見つけたんだけど行ってみない」

ニ「んっ?」

宮「千さん、あれは絶対にオタクかなにかが集まる所だって」

玉「げっ、宮田がいっぱいいるのか?そこ」

宮「俺は1人しかいないってタマ」

千「ニカ、いいだろ?」

玉「沢山いたら、悲鳴もんさ」

宮「だからぁー」

ニ「あぁー煩い」

宮玉千「‥‥っ」



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