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(旧)短編☆中編小説集

第3章 ショタっ子クラブ

・二階堂side

ニ「4人で行ってどんな店か確かめてみりゃいいだけのことだろ」

玉「えぇー行くのぉ」

千「やったぁ」



ったくぅー



ニ「そのかわり、つまらなかったら罰金払えよ」

千「その時は宜しく宮田」

宮「ええっ、俺?」

玉「任せたよ、ニコッ」

宮「タマまでそんな」

玉千「あはははっ」



が、行ってみると。



千「ここ、ここぉー」

ニ「‥‥っ」

宮「一昨日、千さんと歩いてて見つけたんだ」

玉「なに、この店?」

宮「一応お酒を飲む所みたいだけど」

玉「へぇーおかしな名前」

千「だろ?ニッ」



ミツとガヤが入って行った店だったから驚いたのなんの。



店員「いらっしゃいませ、おや4名さまですか?」

宮「はい」

店員「では、あちらの奥の席へどうぞ」



あげく渡されたメニューには。



ニ「はっ?意味分かんね」

玉「全部番号じゃん」

宮「名前じゃないんだ」

千「意味不明」

玉「取り合えず何にするか決めちゃわない」

千「じゃ俺5番」

宮「俺は」

玉「6番とぉーった」

宮「うわ、それにしようかと思ってたのに」

玉「同じのはやめてよね」

宮「うっ」

千「ニカはどうするの?」



美味いのか、これ?



宮「じゃ」

ニ「10番でいいよ」

宮「また取られた」

玉「早く決めろ」

宮「じゅ…11‥」

千「店員さん宜しく」



しかし、マジ妙な店だな。

薄暗い店内、客がいるのは何となく分かるんだけど。

怪しい雰囲気がし。



ニ「んっ?」



時々、周囲から視線を感じる。



玉「どうかしたニカ」

宮「あんまり、お酒が進んでないみたい何か気になる事でも?」

ニ「いや」

千「すみませーんおかわり下さい」

玉「えっ?」

宮「千さん」



数時間後―

気がつけば、みんな眠ってしまっていて。

俺達は、危険が迫っていたなんて思いもせず

目を覚ましたら子供になっている自分がいたんだ。

見慣れぬ部屋の中で―





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