(旧)短編☆中編小説集
第4章 3人恋模様
・藤ヶ谷side
藤「それじゃ昼休み」
北「おう、いつもの所で」
あげく入った高校は男子校で周りを見渡せばライバルがいっぱいいてさ。
なんせここは…
ニ「千賀 ニコッ」
千「ニカ ヘヘッ」
男同士の恋愛が公認という
宮「タマ、待ってったら」
玉「わっ、好みぃ」
宮「ダメ俺だけを見てて」
玉「やだ クスッ」
宮「タマあぁー」
玉「んふふっ」
とんでもない危険地帯だったってわけ。
だが宏光は絶対に俺が護ってみせる。
あいつのヴァージンは誰にも渡しはしない。
お陰で気が休まる時がない日々を送る羽目になってしまっていた。
しかし、この日―
藤「おっそいなぁ」
不安は的中してしまう事となる。
藤「何やってるんだろ?」
昼休み、いつまで経っても屋上に現れず心配になった俺が教室へ行くと。
河「あぁ実はさ4時限目の授業中に今日きた転校生が具合悪くなっちまって保健室へ連れてったんだがそのまま戻って来なくてよ」
なに!
藤「それってどのくらい前の話し?」
河「もう、20分は経つかなぁ」
そんな前かよ、ダダダッ!
嫌な予感がし、慌ててすっ飛んで行ったら。
ガチャ、ガチャガチャ!
藤「くっそカギが掛かってやがる」
中で何が行われているのか考えただけでも、気が変になりそうだった。
藤「宏光、いるんだろドンドンここを開けろ」
冗談じゃない、ふざけんな
今まで手を出さなかったのは、あいつを大切にしたかったからだ。
ドンッ!
人に取られる為に我慢して来たんじゃない。
ドーンッ!
そして、打ち破ったドアの向こうで見た光景は。
北「あっ、やっ、ああっ、あぁーっ」
その途端、何かが音を立てて崩れていくのを感じた。
北「はっあっ、あぁ、出ちまうーっ」
これは悪夢か。
俺の宏光が、他の男の手によってイカされてしまっているだなんて。
怒りより悲しみの方が大きく、ただ茫然と立ち尽くす俺に。
横「お前が藤ヶ谷太輔か?来るのが遅かったな」
これが、わたと初めて対峙したときのことだった。
その慟哭の中で―
・
藤「それじゃ昼休み」
北「おう、いつもの所で」
あげく入った高校は男子校で周りを見渡せばライバルがいっぱいいてさ。
なんせここは…
ニ「千賀 ニコッ」
千「ニカ ヘヘッ」
男同士の恋愛が公認という
宮「タマ、待ってったら」
玉「わっ、好みぃ」
宮「ダメ俺だけを見てて」
玉「やだ クスッ」
宮「タマあぁー」
玉「んふふっ」
とんでもない危険地帯だったってわけ。
だが宏光は絶対に俺が護ってみせる。
あいつのヴァージンは誰にも渡しはしない。
お陰で気が休まる時がない日々を送る羽目になってしまっていた。
しかし、この日―
藤「おっそいなぁ」
不安は的中してしまう事となる。
藤「何やってるんだろ?」
昼休み、いつまで経っても屋上に現れず心配になった俺が教室へ行くと。
河「あぁ実はさ4時限目の授業中に今日きた転校生が具合悪くなっちまって保健室へ連れてったんだがそのまま戻って来なくてよ」
なに!
藤「それってどのくらい前の話し?」
河「もう、20分は経つかなぁ」
そんな前かよ、ダダダッ!
嫌な予感がし、慌ててすっ飛んで行ったら。
ガチャ、ガチャガチャ!
藤「くっそカギが掛かってやがる」
中で何が行われているのか考えただけでも、気が変になりそうだった。
藤「宏光、いるんだろドンドンここを開けろ」
冗談じゃない、ふざけんな
今まで手を出さなかったのは、あいつを大切にしたかったからだ。
ドンッ!
人に取られる為に我慢して来たんじゃない。
ドーンッ!
そして、打ち破ったドアの向こうで見た光景は。
北「あっ、やっ、ああっ、あぁーっ」
その途端、何かが音を立てて崩れていくのを感じた。
北「はっあっ、あぁ、出ちまうーっ」
これは悪夢か。
俺の宏光が、他の男の手によってイカされてしまっているだなんて。
怒りより悲しみの方が大きく、ただ茫然と立ち尽くす俺に。
横「お前が藤ヶ谷太輔か?来るのが遅かったな」
これが、わたと初めて対峙したときのことだった。
その慟哭の中で―
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