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(旧)短編☆中編小説集

第4章 3人恋模様

・北山side

北「よっ、よせってば」

横「乳首立ってるけど」

北「くっ、あっあっ」

横「感じてるくせに」

北「ちがっ、んんっ」

横「声を出せ我慢する必要はない」

北「いっ、やっ、だあっ」

横「もっと気持ち良くさせてやるから」



あげく今度はズボンのベルトまでも外されてしまい。



北「やっ、めろ、そこは、んんっ」

横「チュプ、チュクチュク」



叫んだ口は再びキスで塞がれ咥内をその舌が暴れまくる。

くっ、なんなんだよこれ。



横「ふっ、見事に反り勃っているじゃん」



ガシッ!



北「うわっ、あっあ、んっあぁーっ」



やっべ気持ちいい、クッ!



横「俺は、お前に会うことだけを心の支えに今日まで生きて来た」



おっ、おかしくなっちまう



横「もうお前しかいねんだミツ」



ダメだ駄目だって横尾さん



横「だから手に入れる為にはどんな手段をも選ばない無理矢理してでも自分のものにする」



男同士でこんな事するのは



横「まずはイカせてやるから存分に感じろ」

北「あっあっ、あぁ」



が、身体は勝手に反応し。

あぁ、でもいっ、ビクン

気がつけば、その腕の中へ身を委ねちまっている自分がいてさ。



横「そうだそれでいい俺に全てを任せれば思いっきり愛してやるから」



が、そのときだった。



藤「宏光、いるんだろドンドンここを開けろ」



たっ、太輔…ハァハァハァ!



横「ちっ、やっぱり来てしまったか」



ドンッ!

やだ、あいつにだけはこんな姿見られたくはない。

ドーンッ、来ないでくれ。



北「あっ、やっ、ああっ、あぁーっ」



次の瞬間!



北「はっあっ、あぁ、出ちまうーっ」



横尾さんの俺のを扱く手が急激に速まり。

目の前には―



藤「…嘘‥だろ…」



茫然と立ち尽くす太輔の姿があってよ。



横「お前が藤ヶ谷太輔か?来るのが遅かったな」



もう…終わりだ全て‥

こいつは、きっと俺のこと軽蔑してるに決まっている

こんなときになって初めて太輔の存在の大きさに気づく。

その温かな優しさが、どれだけ自分を包み込んでくれていたのかを。

掛け替えのないパートナーとして。

絶対に失いたくはない存在だってことに。

何があっても…





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