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(旧)短編☆中編小説集

第4章 3人恋模様

・藤ヶ谷side

わたが俺達の元から去って1年後。



北「太輔、起きろメシできたぞ」

藤「んっ?んーチュウしたら起きる」

北「しょうがないなぁ」



チュッ!



藤「パチッ、おはよ宏光」

北「早くしないと、今日は授業がある日だろ」



大学生になった俺と宏光は一緒に暮らしていた。



藤「俺、お前が食べたい」

北「ちっ、遅刻しちまうって、あっ、ちょ太輔えぇ」



30分後―

はぁーすっきりスッキリ、んっ!?

ガバッ!



藤「やっべ急げ」

北「だから言ったじゃん」



ダダッ、あいつからの連絡は一切ない。

キンコンカンコン!



藤「うわっ、ギリギリセーフ」

北「ひえぇー疲れたぁ」

塚「お2人さんまた」

戸「朝の運動も程々にね」



あはははっ、バレてる。



戸「ところで今日、終わったら時間ある?」

北「んなんで?」

塚「付き合って欲しい所があるんだ?ニコッ」

藤「それって何処?」

戸「俺の幼馴染みがやっと結婚を許して貰えてね」

北「うえっ、もう結婚するん!?早いなぁ」

塚「…で、友達だけで式をあげようってことになったんだけど」

戸「会いたいって言うんだお前ら2人に」

藤「どうして?」

戸「行けば分かるよ」

北「んっ?」



それから―

わけ分からないまま連れてかれた所、そこは。



藤「うわっ、メルヘンチックな教会だなぁ」



小さな白い建物の屋根に、ただ十字架が立っているだけなんだが。



戸「まるで映画のシーンにでも使えそうな感じだろ」



それが逆に可愛らしく。



塚「ちなみに、ここ俺んちね ニコッ」

藤北「うえっ、マジで」



驚いた、こいつクリスチャンだったのか。





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