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(旧)短編☆中編小説集

第5章 掛け替えのない

・藤ヶ谷side

念願だった北山の唇は柔らかくて。

俺は、むしゃぶりつくように吸いついてしまう

そして口づけ交わしたまま

胸元へ手を忍ばせれば今度は突起を指で転がし。

途端―

ビクビクッと、身体が反応してよ。



北「んーん、んーっ」



首を横に振りながら、なんとか俺のこと払いのけようとする北山。

だが、そうはいかない。

更に強く口づけをし、身体を抑え込み愛撫し続けたら



北「んっ…ビクッ‥あふっ」



感じているな、じゃあそろそろ先へ進めるとするか。

次に―

胸から取り出した手で裾を捲り股間へと手を伸ばす。



北「んんーっ」



と、そこには硬くなってるソレがしっかりと欲を主張していて。

サワッ、サワッ―

まずは、ショーツの上から優しく。



北「んん…ん‥んっ」



暫くするとジワッと先走りが滲み出て来るのが分かり直接じかに。

ガシッ!

掴んだ瞬間やっと唇を離したら。



北「…っはバカ藤ヶ谷なにしてんで」



なにってセックスに決まってるだろ?クスッ



北「よせ、放っ、ビクン」



その首筋へ顔を近づけ耳朶を噛んで舐めれば。

俺の腕をギュッと掴み胸板に顔を埋めた。



北「くっ…ハァハァハァ」



その姿は、必死で声を出すまいと押し殺しているように見え。

俺の心を尚更くすぐってしまう。

シュッシュッシュ―



藤「気持ちいい?北山」

北「あっ、はっ、こんなんダメだって」

藤「でも感じてるんだろ」

北「そっ…だけど‥あっ」

藤「ならいいじゃん」

北「ん…なんで‥」



北山の瞳が訴えている。



北「なっなっ、やめ、あっくっはぁー」



知りたい?お前、どうして俺がこんなことをするのか

だったら―

俺はおもむろに浴衣の紐を解くと。

全裸にし、北山のそれへとしゃぶりつく。



北「うわあっ、よせっ」



受け入れてみなって、そうすれば分かるから。

俺のお前への気持ちが…

どれだけ長い間こうしたいと思いつつ。

お前のことを見つめていたのか。





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