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(旧)短編☆中編小説集

第5章 掛け替えのない

・北山side

案の定、俺を抱き上げ露天風呂の方へ行った藤ヶ谷は



北「おろせ、ハズい」



そのまま湯の中へ入ると、自分は腰を掛けて座り俺をその前に立たせ。

どうしよっていうんだこいつ?



藤「こうかな?いや、もうちょっと右…左」



何やら後ろでブツブツ呟いていたかと思ったら。



北「あっ、なぁ俺いつまでここで立っているの?寒くて堪らないよ」

藤「北山、少し屈んでみ?そうじゃなくてこう」



グイッ!



北「うわっ、なに!?」



とたん身体を引き寄せられ座っている藤ヶ谷の身体の上へ。

後ろ向きで、しゃがみ込む姿勢となった瞬間。

嘘、当たってるケツの穴に



藤「ジャストフィット」

北「なにが冗談じゃ」



グイッ!が、再び引かれた勢いで。

ズブッ―



北「うあっ、硬い」



ズブブブブッ!

わわわっ、身体が沈んでくみたいだ。

ズンッ―



北「くうーっ」



これじゃ、まるで埋め込まれたようなもんじゃん。



藤「着地大成功、ニッ」

北「…ふっ、ふざけんな、んあっやっ、めっああっ」



ヌポッ、ヌチャ!



藤「どう?北山、男同士でするのは」

北「もちと、あっあっ」

藤「んっ?」



チャプン、チャプン!



北「うわあっ、いっ、あっいぃーっ」



藤ヶ谷太輔、俺のシンメトリー。



藤「気持ちいい?なぁ俺のを挿れられた気分はどう」



自分にとっては、なくてはならない存在。



北「んなこと、あっ、くっ聞くなぁー」



いろんな意味で、一言では言い表せないくらい。



藤「これからも2人でこうしてセックスしよう、いいだろ」



もう好きにしろって…



北「うあぁ、あっ、イク、イッちまうぅーっ」



で、なんでだか俺はこいつには勝てないんだわ。



藤「俺も出す北山お前の中に、くっ、ハァハァ」



そして、分かっているのは自分は何をされても藤ヶ谷が好きだってこと。

これって恋なのかな?

全てが終わったあと、満たされた想いに浸りながら。

俺は、その腕の中で眠りについた。

はず?



北「ちょお前なにモゾモゾやってるんだよ」

藤「眠れないから2回戦をやろう ニコッ」

北「げっ」



夜は、まだまだ長い。





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