(旧)短編☆中編小説集
第6章 この想い君に届け
・北山side
戸「河合、お待たせ」
河「トッツー」
ほら愛しの恋人の登場だ、3年の戸塚祥太。
入学式のとき上級生の中にいたトッツーに郁人が一目惚れし。
半年間、猛烈にアタック。
堕とした時には、半端ないほどの喜びようだった。
と、いうのも…
藤「おまえ分かってるだろうけど変なことするんじゃない、もし約束を破ったら」
河「卒業するまでは、キス以上はしない。だろ?」
藤「あぁ」
河「ったく堅い奴だよなぁ太輔は、チッ」
藤「なんか言ったか?」
河「…いぇ」
“藤ヶ谷太輔”
トッツーとは、幼馴染みらしい。
子供の頃から、言い寄って来る連中を払いのけ。
いわばナイト的役割をしていたと聞く。
しかし今回だけは…
河「じゃ行こうなんか食ってくか?ニコッ」
戸「うん」
トッツーの方も惚れてしまい了承せざるを得なかったってわけさ。
そして―
ニ「それじゃ俺達も」
千「ガヤさんまたね」
玉「宮田、行くよ」
宮「はっ、はい」
この藤ヶ谷こそが俺の想い人。
先へ進まないのも分かるだろ。
藤「ったくどいつもこいも男同士でイチャイチャ」
こいつはバリバリのノンケ
その藤ヶ谷に抱いてなんて言えるわけがない。
俺が攻めなら…
ニカみたいに強引に襲ってでもって、考えるんだろうけど。
藤「北山」
北「なに?」
藤「一緒に帰るか?」
北「ぉ…おう‥」
藤「ふっ」
チャンスは自分で作るもの
横尾さんから貰ったアドバイスだ。
けど、どうやって?
横「焦るな、太輔がミツに対し好感を持っていることは確かなんだから」
分かっている…
なんだかんだ言って藤ヶ谷はよく俺を誘ってくれるし
いつか―
せめて、卒業してしまう前までには気持ちを伝えよう
そう密かに決心していた。
タイムリミットまで、あと数ヶ月。
・
戸「河合、お待たせ」
河「トッツー」
ほら愛しの恋人の登場だ、3年の戸塚祥太。
入学式のとき上級生の中にいたトッツーに郁人が一目惚れし。
半年間、猛烈にアタック。
堕とした時には、半端ないほどの喜びようだった。
と、いうのも…
藤「おまえ分かってるだろうけど変なことするんじゃない、もし約束を破ったら」
河「卒業するまでは、キス以上はしない。だろ?」
藤「あぁ」
河「ったく堅い奴だよなぁ太輔は、チッ」
藤「なんか言ったか?」
河「…いぇ」
“藤ヶ谷太輔”
トッツーとは、幼馴染みらしい。
子供の頃から、言い寄って来る連中を払いのけ。
いわばナイト的役割をしていたと聞く。
しかし今回だけは…
河「じゃ行こうなんか食ってくか?ニコッ」
戸「うん」
トッツーの方も惚れてしまい了承せざるを得なかったってわけさ。
そして―
ニ「それじゃ俺達も」
千「ガヤさんまたね」
玉「宮田、行くよ」
宮「はっ、はい」
この藤ヶ谷こそが俺の想い人。
先へ進まないのも分かるだろ。
藤「ったくどいつもこいも男同士でイチャイチャ」
こいつはバリバリのノンケ
その藤ヶ谷に抱いてなんて言えるわけがない。
俺が攻めなら…
ニカみたいに強引に襲ってでもって、考えるんだろうけど。
藤「北山」
北「なに?」
藤「一緒に帰るか?」
北「ぉ…おう‥」
藤「ふっ」
チャンスは自分で作るもの
横尾さんから貰ったアドバイスだ。
けど、どうやって?
横「焦るな、太輔がミツに対し好感を持っていることは確かなんだから」
分かっている…
なんだかんだ言って藤ヶ谷はよく俺を誘ってくれるし
いつか―
せめて、卒業してしまう前までには気持ちを伝えよう
そう密かに決心していた。
タイムリミットまで、あと数ヶ月。
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