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暗闇の向こう側

第2章 向こう側は…

大野side

二人で泣きながら「好き」って、30超えて、何やってんだろ。裸で抱き合いながらいい大人が恥ずかしい(笑)
大人になればなるほど、好きって言うの恥ずかしいわ。でも言えて良かった。

少し甘い雰囲気もいいんだけど…ちょっと重たくなってきた…

それを言うと雅紀が「風呂風呂」って慌てて風呂場へ連れていかれた。さっきの雰囲気は??

智「あの…さ…こんなに慌てて早く風呂入らないとダメなもんなの??」
温かいお湯が気持ちいいんだけど…

相「だってお腹壊しちゃうだもん、ごめん、外に出そうと思ったのに中で出しちゃった。出すからこっち向いて」

智「えっ??またあれすんの??」

相「ほんと、ごめん…」

智「ヤダヤダ!自分でやるからいいよ」

相「無理だって、ちゃんと出さないとお腹壊すよ。前にもやったんだから観念しなよ」
そう言って俺の背中に回し、お尻をぺちっと叩いて、シャワーを当てられる。

智「ホントにヤダ…もう…」
観念して素直に雅紀に体を差し出す…

相「いい子…ごめんね…ちょっとだけ我慢して…」
そう言ったら、俺のあそこに指を入れ、掻き回してくる。

智「あああっ…」
思わず声が出てしまう、そんなに激しく動かすの?

相「あっ、出た。お湯少し入れるよ。出してね」
温かいお湯が中に入ってくる…

智「うっ…ああっ…」
力の抜けたあそこからお湯が自然と出てくる。

相「そう、これで終わり…今度からゴムしてする…」

智「えっ!!ゴムしてするのが普通なの?」

相「うん…まあ…」
なんだとこいつ!二回も恥ずかしい思いさせやがって…

智「雅紀、ちょっと!」
怒る前からそんな、シュンんとした顔されたら怒れないじゃん、もう…

相「ごめんなさい…そんな余裕なくて…怒った?」

智「いいよ、俺も余裕なかったから…、お腹の中綺麗にしてくれてありがとう」
体を向きを変えて雅紀に抱き着くと、嬉しそうな笑顔を見せてくれた。やっぱり雅紀には笑ってて欲しい。
体をさっと洗い流してシャワーを終える。

相葉ちゃんにまた服を借りて、二人でキッチンで水を飲む。腰の違和感と脱力感が襲ってくる。
時間も4時前、明日休みで本当に良かった。
仕事なら死んでるな…

またベッドに戻り、雅紀に抱かれながら、二人とも一瞬で眠りに落ちた。

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