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暗闇の向こう側

第2章 向こう側は…

相葉side

仕事は何事もなく無事に終わった。ゲストの人も楽しそうだったし、俺らの仲の良さも出てたと思う。
ゲストと観客とスタッフに挨拶をして楽屋に戻る。

智「この後、仕事だから先に出るね。またね」
そう言って、マネージャーとバタバタと出ていった。

ニノ「ドラマが始まるから大変だな…」
レギュラーの仕事だけでも大変なのに、コンサートとドラマも並行となると、たぶん寝る暇がなくなるだろうな…

俺付きのマネージャーが楽屋に入ってきて、物件の答えを聞いてきた。智の隣のマンションがいいかなと返事すると、今日この後、仕事がないので内見に行かないかと聞いてきた。

相「今日?そんなすぐに言って見れるもんなの?」

マネ「大丈夫だと思います、聞いてくるので着替えて待って待ってて下さい」
もう8時過ぎてるし…、そんな急に頼んで見せてくれるもんなのかな…。衣装から私服に着替えて、メイク落としているとマネージャーがきた。

マネ「大丈夫です、行けます。下に車を回しておきますので準備できたら来て下さい」
本当に?なんか急展開だな…。いいのかな?智と家が近いのは嬉しいけど、付き合い始めてすぐにとか重たくないのかな…

翔「相葉ちゃん、俺もついて行こうか?」

相「いいよ、忙しいのに…」

翔「俺は今日はこれで終わりだから。見るだけなんでしょ。今日決めなくてもいいんだから…」
翔ちゃんにそう言ってもらえると、ちょっと気が楽になった。見るだけ見て、それから決めればいいんだもんな…。

相「お願いします」
二人で準備が出来たらので、マネージャーの車に乗り込むと…

マネ「櫻井さん?送りなら…」

翔「俺も一緒に行っていい?」

マネ「いいですけど、向こうに誰が来るかは言ってないので、二人が来るとびっくりするかと思いますが…」

相「そうなの?」

マネ「事前に言うとバレたら困るので、誰が行くかは言ってません。最近そんなことが多いので…」

翔「まあ、そうだわな」

相「俺が借りるのか、翔ちゃんが借りるのか向こうは悩むだろうね(笑)、ダミー櫻井…」

翔「変な名前つけんなよ」
マネージャーも笑っている。

マネ「では行きますね、現地集合にしていますので」

相「うん、そうだね」
どこのテレビ局からも近いので便利な場所なので、車で20分ぐらいでマンションに到着した。

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