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暗闇の向こう側

第2章 向こう側は…

相葉side

智が俺と付き合ってることを翔ちゃんへ打ち明けた。
こんな俺に付き合ってくれてるのに、智は俺から付き合ってと言ってくれって頼んだんだと言ってくれた。

俺があんなことをしていなければと思う気持ちと、こんな俺なのにという気持ち、こんな俺でも好きと言ってくれる智の気持ち…
感情が整理できずに思わず泣いてしまう。
本当は泣きたくなんてない、翔ちゃんへ経緯を説明したいのに嗚咽が出て、声が出せない…

智が優しく背中を摩ってくれる…、優しい気持ちが嬉しくて泣けくる。

しばらくするとインターフォンが鳴り、ピザが届いたみたい。

翔「うわ、こんな状況でか!俺がもらってくる」
そういって翔ちゃんが玄関でピザを受け取ってくれている。

智「雅紀…きっかけはどうでどうであれ、俺はあれがあって本当に良かったと思ってるから。全部言う必要ない、あれは二人の秘密な。もっと先になって笑い話なった時に言えばいいよ。だからもう泣くなよ。笑って。ほら。ふふふ」

雅「いいの…?」

智「うん、だからご飯食べよう。お腹すいた…」
二人で顔を見合わせてたら…
翔ちゃんがピザを持ってリビングに戻ってきた。

翔「ちょっともう、イチャつくなよ。ピザ~食べようぜ~」

智「ビールいる人は両手上げて~♪取りに行く〜」
智がビールを取りに冷蔵庫へ行く。その間、翔ちゃんがピザを広げてくれている。

相「翔ちゃん、ごめんね。いままで嫌な奴で…」

翔「どこが??みんな仕事でストレス溜まることはあるし、それが態度にでることもあるよ。俺もあるし。それだけじゃん」
すごい優しい笑顔で俺を見てくれる。男前でカッコいい頼りがいがある翔ちゃんがいる。

智がビールとお皿を持ってリビングに戻ってくる。
この後3人で仕事の話をしながらピザを食べる。

結局マンションについて3人で話合った結果、智の隣のマンションを借りことになった。
どんだけ仲良しなんだってことになるだろうけど、付き合ってることがバレないようにするならといいだろうと…。智もいいよって返事してくれた。

その後、夜中2時まで話をしてたけど、明日、それぞれ仕事があるからと帰ることになった。俺も自分の部屋に帰ることにした。



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