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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

いくら話しても相葉ちゃんとは分かりあえなかった。
でも約束した以上はやらないと…
相葉ちゃんがイライラし始めたし、俺がやれば収まる。それで嵐が良くなるならそれでいい。相手も相葉ちゃん、好きメンバーなんだし…と自分に言い聞かせる。

シャワーを浴びるか聞かれたから、入ることに。
お湯が温かいはずなのに温かいと感じない。
緊張してる…、いくら相手が相葉ちゃんでも男だし。
それに俺はやられるほうだろうな…

相葉ちゃんがタオル出しておくと声をかけてくれた。
冷たい空気が背中に…と思ったら扉から相葉が覗いてた。びっくりして持ってたシャワーを相葉ちゃんに向けてしまった。

時すでに遅し、びちゃびちゃに濡れた相葉ちゃん、
怒りながら風呂場に入ってくる。
狭い洗い場に男二人…
我慢出来ずに先に出た。

相「それ着てベッドで待ってて」

体を拭いて、用意されてたのがガウンだった。
それが今から何をするのかを物語っている、仕方がなくガウンを羽織り一人、ベッドではなくキッチンにいく。

お水を飲もうと思うが自分の家じゃないからどこに何があるかわからない。キョロキョロしてたら、相葉ちゃんがやってきた。

相「お水?」

なんで俺がお水を飲もうとしたのが分かったんだろう。冷蔵庫からペットボトルの水を出して、キャップを外して俺に渡しくれた。

智「ありがとう」

相「お水、俺にもちょうだい」
少し飲んでからペットボトルを渡すと、気持ち良さそうに飲んでいる。キャップ外して渡すあたりが本来の相葉ちゃんのような気がした。

相「いる?」

智「あっ、うん」

そう言ってペットボトルを渡さずに、相葉ちゃんがお水を飲んで俺にキスをしてきた。
口に含んだ水を俺に飲ましてきた。
そんなことされると思わなくて、口から水が溢れてしまう。水が顎まで垂れてくる。相葉がそれを舐めてくる。
俺は動けなかった…

相「もう、ちゃんと飲んでよ。冷たいじゃん」
もう一度、同じことをされてしまう。
今度はゆっくりと冷たい水を流し込まれ、その後、俺の口の中に相葉の舌が入ってくる。

相葉ちゃんが俺の舌に自分の舌を絡めてくる。どう対応したらいいかわからない、されるがまま…

相「大ちゃん、楽しまないとこの後辛いよ」
そう言って俺の頬に手を添えてまたキスをする。
言われてる意味が理解できない…

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