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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

相葉side

ああ・・大ちゃん、寝ちゃった。
飲み過ぎたのか、それとも疲れてるのに飲んだからなのかな。
俺の前で無防備に寝ていいのかな、悪戯しちゃうけど・・・

俺より年上なのに可愛いな・・
そのへんの女の子より妙な色気とか、可愛さとかあるんだよな、この人。

ここで寝たら確実風邪引くから、ベッド連れてこう。

ゆっくりと大ちゃんを抱えて、自分のベッドに連れて行く。
このベッドで何もしないで寝るだけの人は初めてだな。

毛布を掛けてやり、隣で寝顔を見ている、可愛いからほっぺをつついてみたりすると眉間にしわ寄せてる。

相「ふふふ、可愛い」

一緒に横になっていると自分も眠たくなって、そのまま寝てしまった。
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朝、大ちゃんから頭を叩かれて起きた。すごい怒ってる。なんで??

智「ちょっとなんでベッドなの?」

相「え??何???」

智「起きて!!」

大ちゃんにしては感情が表に出てる。

相「昨日、大ちゃんがソファで寝るから、俺がベッドに連れてきただけじゃん。うち、ベッド一つしかないから仕方がないしょ。ソファで寝たら風邪引くし」

智「なら、その時点で起こしてよ」

相「寝ちゃだめって声かけたよ、起こしても起きなかったじゃん。
何で俺が怒られんの??」

これは嘘。

智「同じベッドで寝てるから」

相「今更何言ってんの?昔はみんなでよく寝たじゃん。それにこのベッド広いんだし・・・」

クィーンサイズのベット、十分広さはある。わざわざ、この大きさにしてるのは連れ込むためなのに。

智「同じベッドで寝たらさすがにダメじゃん」

相「何もしてないのに。したかったのに断っといて。なんだよ。このベッドに入って何もしないで帰るの大ちゃんだけだよ。もう」

そう言ってベッドから出ていき、お風呂へ向かう。シャワーを浴びて仕事行かないと・・そうすると
大ちゃんが俺の後ろについてくる。

智「ごめん。俺が悪かった。帰るね」

相「お風呂は?朝ごはん食べるなら用意するけど・・・」

智「うん、食べる」

こういう素直なところがこの人すごいんだよな。普通、帰るんだけどね。

相「なら先にシャワーどうぞ。俺は後から入るから」

お風呂場へ連れていき、大ちゃんが先にシャワーをする、その間に俺は朝ごはんの用意をした。

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