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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

相葉ちゃんが持って帰ってきてくれた御飯は美味しいかった。色々なお店に行ってだけあって、さすがだなと関心しする。ごはんが美味しいとビールも進む、二人で今日の仕事の話しながら晩御飯を食べた。片付けしてお風呂を入れる。

相「大ちゃん、先風呂入る?」

智「相葉ちゃん、先入れば。俺、後でいいよ。絵描くから」

相「ならそうさせてもらう。一日中、踊りまくって汗だくになった。汗臭い気がする」

どんな内容のCMなんだろ。踊りまくる?放送を楽しみにしとこ。俺も汗かいたから早めに風呂入ろう。
明日は1日、みんなと一緒の仕事だな。コンサートのリハも始まる。また忙しくなるな…

お腹いっぱいになりソファで寝転んでたら、ウトウトしてしまった。体を触られてビックリしたら…

相「あっ、ごめん。大ちゃんはソファで横になると寝ちゃうね、起こしてくれる人がいないとダメだね。お風呂お先。入ったら?」
人をダメ人間みたいに…でも本当に何も出来ないだけど。

智「入る…」
返事はするけどソファから起きれない…

相「そのままだと本格的に寝ちゃうから、早く入りなよ。洗濯機借りていい?」

智「いいよ、使って」

相「一緒に洗濯しようか?」
いいのかな…洗濯までやってもらって、彼女でもないのにな…。多分、悩んでる顔になってたらしく…

相「そんな悩むことじゃないじゃん、昔、合宿でパンツ履き回してたのに、今更だよ」
言われたらそうだった。デビュー前からずっと一緒に居てるんだもんな。パンツも誰のか分からないのを履いてたな…

智「今も履き間違えてたら気持ち悪いね」

相「二人しかいないんだから間違えねーよ」
二人で顔見て笑い合う。どんなに仲良くてもパンツは共有できないだろうと…

智「お風呂入ってくる」
二人で生活してから湯船に毎日浸かってる、一人だとシャワーで済ませてしまうけど、やっぱり湯船に浸かると疲れ取れる気がするな。あんまり長湯は出来ないけど…

そんなに踊ってなくても汗はかいたからな。風呂から上がり着替えてリビングに行くと相葉くんがいなかった。

人の気配がしない…寝たなかな?そんな雰囲気もない。一応、寝室を覗くもいない。玄関に行くと相葉ちゃんの靴がなかった。

コンビニに行った?なんか嫌な感じがした。ザワザワした気分になる。

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