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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

相葉side

風呂から上がると大ちゃんはソファで寝てた。本当にこの人は起こしてくれる人がいないとずっとここで寝てるじゃないだろうか…

体に触れて起こしたら、ビックリしてる。そんなに驚く?と思ってしまった。

お風呂に入らせたあと、洗濯しようと洗濯機に洗う服を入れてスイッチを押す。二人分はさすがに量があるな…
あとは洗濯機が乾燥までやってくれるから朝まで待てばいいだけだな。

リビングに戻り、遊び用の携帯を久しぶりにチェックした。100件以上未読のメール、ラインも未読が100件以上あった。返信は無理だな。そう言えばさっきの女の子に言われた名前を思い出しながら確認する。あった!これか…
20件以上、彼女からのラインが入ってた。

なんだ?未読だからキレてる…
ヤバい、こいつ持ち帰りして風呂場でした女か!またゆっくり会おうって言ったけど、その言葉を間に受けたのか。モデルだったはず…芸能人の言うことなんて愛想だけのことがほとんどだろ。雑誌に売り込むって書いてる。写真は撮らせてないはずだ。
でもマンションの写真が貼り付けてある。

ヤバいのを引っかけた…ラインを既読つけてしまった。すぐにメッセがきた。

「やるだけやってひどくない?やられたらやり返すから」

「しらばらく部屋帰ってないよね?どこいるの?彼女の家とか?どの情報でも週刊誌は買ってくれるだろうな〜。なんて言っても嵐の相葉ちゃんだもんね」

心臓がバクバクと音がする。とりあえず携帯の電源を落とした。ここにいることもバレてるのか…

大ちゃんにも被害が及んだらどうしよう。あっ、ここにいることもバレてるのかな。それだと大ちゃんにも迷惑かかる。嵐二人がゲイで同棲なんてヤバすぎる。

とりあえず、ここから出ないと。部屋に帰る?それもダメだな。どっかホテルに泊まるのがいいかな。
荷物まとめて大ちゃんの部屋を出た。

ごめん、声かけたら巻き込むことになる。後でメールしよう。車に荷物詰めて、駐車場でホテルの検索をする。

明日の仕事場に近いところのホテルを予約した。空いてたのでホテルに向かう。一人でチェックインを済ませて部屋に入る。

ここまで1時間以上経ってた。夜中の2時前。
いつも使う携帯には大ちゃんからメールと電話が数回履歴が残ってる。行動が怪しくて心配してるはずだ。言い訳を考えないと…



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