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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

相葉ちゃんと会えてホッとした。俺を巻き込まない為にしたのかな…、自分が危ない時にまで周りに気を使うなんて、どこまでいい人なんだよ。
翔ちゃんがマネージャーに話をつけてくれたから帰ることにした。

相葉ちゃんは申し訳ないと謝ってばかり、落ち込んでいる。自分で対応出来なかったことと、みんなを巻き込んだことを責めてるんだろうな…

みんな、巻き込んだことに怒ることはないし、むしろ頼ってこないことに怒ってた。ニノなんか付き合いが長いから本気でキレてた。それでも相葉ちゃんが好きなんだろうな最後は肩を組んでるや…
みんな、相葉ちゃんが大好きなんだよな。

ニノの部屋に着いたら4時を過ぎてた、リビングでみんな、川の字になって寝ることに…。合宿みたいだった。

朝8時に相葉ちゃんが起きみたい。リビングから出て行った。俺も起きて洗面所に行くと相葉ちゃんが出かける準備している最中だった。

相「おはよう、早いからまだ寝てたら?」

智「もう、出かけるの?」

相「うん、車で行くから」

智「俺も行くよ」

相「いいよ、大丈夫だから。これから先は一人でするから。ありがとう」

智「俺も行くよ、リーダーだし」
普段リーダーらしいことなんかしてないけど…、今回一緒に行ったからって何も出来ないけど、居るだけでも…

相「いいよ、俺がやらかした事だから自分で責任取らないと」

智「何もできないけど、一人より二人のほうが心強いじゃん。それに一応リーダーだから。あっ、それとも翔ちゃんのほうがいい?」

しばらく黙って…申し訳なさそうな顔で…
相「大ちゃん、いいの?」

智「いいよ、一緒に事務所行こう」

相「大ちゃん、本当にごめんね…」

智「遅れるから行こう」

顔を洗って、準備出来きたのでリビングで寝てるニノと翔ちゃんに声をかける。

智「翔ちゃん、ニノ、おはよう。先出るよ」

翔「あっ、ごめん。二人で行くの?」

智「うん」

翔「俺も行こうか?」

相「いいよ、大ちゃんが一緒に行ってくれるから」

翔「わかった、智くん、よろしくね。また状況教えてね」

相「終わったら報告するよ、翔ちゃん、ニノ、色々ごめんね。行ってくるね」

ニノ「頑張れよ、なんかあれば呼べよ」

俺と相葉ちゃんはニノの家を出て、相葉ちゃんの車で事務所に向かった。

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